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新聞切抜き
年表
H13.8.25
日刊木材新聞
木造建築専門店の合掌(原田量治社長、奈良市三条添川町)はこのほど、大和郡山町新木町で、西洋建築の木造トラス工法と日本の伝統的木造技術を融合した独自の建築方法「三次元工法」を使用した新築住宅の工事見学会を開いた。建物の鉄筋コンクリート化が進んだ近年、こうした工法が住宅に用いられることは珍しく、多くの建築関係者が見学に訪れた。
工事は、コンクリート壁の上に同工法で木造屋根を組み上げるユニークな手法。
同屋根は内部に張り出した柱やはりがなく、屋根の頂点から建物の四隅に伸びる隅木が屋根にかかる力を分散しながら支える。また、比較的小さな木材を組合わせる構造なので、大きな材木を用いる建築法に比べて構造材のずれが生じにくく、量産しやすいのでコスト的にも有利という。
2001(平成13年)度
日刊木材新聞
合掌(奈良市、原田量治社長)は11日、木造トラスの原理を応用した伝統工法・合掌梁の現場見学会を開催した。7.2メートル角のコンクリート架梁の上に合掌梁を架けたもので、コンクリートブロック壁と合掌梁で木造大空間を実現している。
これは大阪の設計事務所・菅家設計室と協力したもので、水廻りと納戸をコアにしたシンプルなプラン。1階部62平方メートルの室内を広く取るため、間仕切りを設けず、梁が必要ない合掌造りを採用した。
なお、外断熱を行ないコンクリートブロック壁の内部に蓄熱体を設けて次世代省エネ基準並の性能を出している。
「木材利用の拡大を図り、コンクリート造と木の組み合せを提案した。また、木材には地元の吉野産桧と杉を採用」と原田社長。↑
H13.8.14
奈良新聞