やることいっぱいの2日目 その1

 

いよいよメイン行事がメジロ押しの2日目突入!

朝のバスのお迎え時間はゆっくりめ、(10時くらい)寝坊のわたしでも全然OKって感じ。

免税店めぐりとエステ以外には本当に、本当に何もないツアーだった。

しかし、あまりにも韓国がわからない旅になりそうな不安から

(だって、旅行から帰ってきて、「韓国どうだった?」とか絶対に質問されるに決まっているのに、免税店とエステの話しかできないなんて恥ずかしいよ〜そういうツアーなんだけどさぁ)

昨日、ツアーの他の参加者の人たちや現地ガイドさんとの相談でオプションで韓国の宮殿の1つである景福宮(キョンボックン)と国立民俗博物館の見学、それと東大門市場と南大門市場に連れて行ってもらうことになった。

当初の予定では午前中にエステ、お昼ご飯のあとに免税店めぐりとなっていた。

それを午前中に免税店を2つと皮革専門店を見たあと、昼食、午後から観光して夕食後にエステという日程になった。

オプション料金はひとり30,000ウォン。

博物館等の入場料金やら交通費のことを考えると自分で行くよりは割安かも。

免税店はまあ、あんなもんでしょ。

とにかく行ったところ、行ったところで全力で走りまわり買物をする。

ブランド物がそれほど好きではないので買物はもっぱらチープな土産物。

皮革専門店では一発自分に張り込んで、カラシ色の皮の上着を買いました。

日本での買物でも、かなり勇気がいるほどの値段だったけど、ええーーーいって感じで。

もちろん店の人が呆れるほど値切り倒した。

だって自分の旅のお土産が全然ないなんてつまらんもの。

これで韓国旅行の記念の品は手に入ったので一安心。

 

お昼ご飯は石焼ビビンバでした。

石焼ビビンバは大好きで日本でもお昼ご飯によく食べに行ったりしている。

本場物の石焼ビビンバに期待してたのにちょっと拍子抜けだった。

日本のやつとたいして変わらない・・・

食事のたびに思うこと、それは全食事付きのツアーでも飲み物代は別料金ということ。

そして日本の食堂のように水やお茶がサービスで出ないので、結局何か頼むハメになる。

するとそれがまた高いのだ。

ホテルの前にコンビニがありそこで買物をしたら、缶ジュースは700ウォンくらい。

それが飲食店で頼むと突然3,000ウォンとかになって日本並の高さになる。

これってボラれてるのかな?

どこで食事をしたときもツアー客は一般客とは別に部屋が用意されているし、支払いはレジではなくて個別に店の人が集金してまわっているし。

どうなんだろう・・・??

 

昼食後、観光となった。目指すは景福宮〜。

韓国の大統領官邸のそばを通ってバスは進む。

官邸の周りの道路は終日通行速度が30キロ以下に定められているらしい。

それからアメリカ大使館もすごかった。

この2つは一定間隔で機関銃を持った兵士が直立不動の姿勢で立っていた。

あまりにも動かないのではじめは人形かと思ったくらい。

なんか怖い。

アメリカも韓国も徴兵制度があり、その兵役をこのように過ごす人はどちらかと言えば体の弱い人なのだそうだ。

ひゃー、外はすごく寒いのに身体が弱い人があんなことやっても大丈夫なのかなぁ。

それにしても日本はあまりにものんびりしている。

日本のように平和に過ごすことがどれほど素晴らしいか実感した。

でももし、他の国に突然攻められたら・・・ほんとうにひとたまりもない。

精神的に対処できないだろうな、きっと。

景福宮はだだっ広く、吹きっさらしでとにかく寒かった。

正殿である勤政殿は工事中で、全面足場に被われて何がなんだかわからずじまい。

勤政殿の入口に続く石畳からの石の階段は、身分によって階段のどの部分を使うのか(端か真中か)が厳密に決められていた。

へ〜って感じでガイドさんの話を聴く。

続いて池の中に建つ慶会楼(宴会場)を見たが、池が凍っていてよけいに寒さが身に染みた。

こんなに寒いときにあんなところで宴会できるんかいな?

王の執務室である思政殿、学問所の千秋殿を見学。

あと名前は忘れたけど講堂みたいな建物もあった。

それらはオンドル(床暖房)の設備があった。

オンドルといっても原始的なもので石畳の床下で人が木を燃やしつづけてその石床を温めるものだ。

だから温かくなるまでに1日くらいかかってしまう。

だからずーーっと火を絶やさずにいたらしい。さすが皇帝!!

それぞれの建物は離れて建っている。いちいち外に出て移動するのは面倒だったろうな。

寝る場所もまた別の建物、皇妃の住む建物もまた別。

2DKのアパート暮らしとは大違いだ。(比べるなよ。)

建物の軒はカラフルで、沖縄で見た建物をなんとなく思い出した。

景福宮の敷地の中にある国立民俗博物館にはそのまま歩いて行った。

民俗博物館は、どこも似たようなもの。

印象に残ったのは韓国の冠婚葬祭の様子。

家で、日本の法事(法事ではないのだが)のようにいろいろなご馳走を並べる。

盛り付けがまたすごい。

とにかく上に上に積み上げている、てんこ盛り状態!

チマチョゴリも色彩がカラフルでとてもきれいでした。

あんなの着てみたい、似合わないと思うけど。

その思いは後に実現することになった。

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