1日目
  

 

関西国際空港14時55発JD***便は無事にソウルに到着した。

パイロットは日本人。

飛行機に乗るのは久しぶりなのでちょっとドキドキしたけど、着陸のショックはほとんどなかった。ありがとう〜!

日本と韓国の時差はゼロらしい。

しかし実際には、感覚は同じ時間の日本よりも1時間くらい遅い感じ。

それでもソウルに到着したときは天気が悪いせいもあって、暗くなっていた。

空港の銀行で日本円1万円分をウォンに両替した。

旅行中の買物はカード払いにするつもりできたので現金はとりあえず当座に必要な分だけ。

1万円で10万4,000ウォンになった。

まあだいたいウォンを10分の1すると円になるわけだ。

両替が済むとツアーの他の人たちと一緒に空港の出口でガイドさんの出迎えを受けた。

いよいよ韓国旅行の始まり〜、大型のバンで1軒目の免税店に行った。

あぁ〜免税店、目移りする〜ぅ!!

何買っていいかわからんぞ〜!

実は今回の旅行で絶対に買おうと決意してきたものがある。

それはアイシャドウなのだが、既に関空の免税店で買っていた。

とにかくお土産を買わなければ!!

わたしは何故か旅に出ると、帰ってから友だちや親戚、会社の人に渡すお土産を買い揃え終らなければ気分的に落ちつかない。

めったに旅行に出ないせいもあり、それまでにいろいろな人から旅のお土産をもらったりするので、こういうチャンスにしかお返しもできないし・・・

義理と人情に挟まれてしまい、自分でも信じられないほどのお土産を買ってしまう。

誰と誰に渡せばいいか、あらかじめ考えておけばいいのだが、それも面倒くさくなり、とにかく数を、数を買って後から考えながら配分。

だから細かい小さなお土産を山のように買ってしまうのだ。

小1時間ほどの時間を免税店で過ごし、夕食の海鮮チゲ鍋の店に向かった。

さ、寒い〜!韓国は寒過ぎる。

背中に貼るカイロを背負い、シャツもババシャツ、分厚いセーターに綿入れコート、マフラーの重装備でも、まだ寒い。

少し雨も降っていてそのせいかも。

 

チゲ鍋は初めて食べる。

海鮮チゲ鍋の中身はイカ、タコ、魚、(ハマグリに似た)貝、わけのわからん臓物(見た目は白い脳みそみたいな感じで味はなくて食べるとぷりっとした)、餅のような太短いうどんのようなもの、野菜、を唐辛子みそのスープで煮込んだもの。

最後にうどんを入れて食べた。

韓国のお箸はどういうわけか金属(鉄)でできていて、重い。

それなのに細いからすごく使いにくかった。

それにご飯の入っているお茶碗も金属製(鉄)。お椀のように蓋がついていた。(蓋も金属製)

ご飯のときに飲んだ缶入り烏龍茶はヤクルト製品だった。

 

夕食のあとホテルにチェックインして自由時間となった。

わたしたちが宿泊したPホテルは韓国一の繁華街「明洞」のそばにあった。

明洞の繁華街には歩いて2、3分の距離で、しかも明洞は夜眠らない街だった。

地下鉄の明洞駅を隔ててホテルの向かい側に、新しくできたファッションビルがあるというので、わたしたち3人はホテルで一服した後、そこに出かけた。

夜の8時ごろの、通勤客でごった返す駅の地下街を通り抜け、目当てのファッションビルに着いて驚いた。

とにかくものすごい若者の数なのだ。

そして笑ってしまうことには、みんな手に手に携帯電話を持ち、いたるところの片隅で電話していた。

10数階建てのそのビルの内部はまたすさまじいものだった。

フロアの真中に上下のエスカレーターがある。

だが、それが異様に狭い。

巾が1.5人分くらいしかなく、ちょっと太めの人ならひとりが立つだけで精一杯。

そして各フロアには多くの店舗が入っているが、一軒の店の床面積は畳3畳がいいところ。

とにかく狭い。

店員さんは各店舗ひとり!

だって、それ以上は座れないよ!

店と店はずらーーーっと横につながっていてまた同じような店と向かい合わせになっている。

ちょうど、アルファベットのXを縦に細長くしてそれを横に2つ並べたような感じ。

真中でクロスしているところにエスカレーターがある。

そして向かい合った店と店の間を縫うように続いている通路は、人がすれ違うときには必ずぶつかる狭さだ。

日本の、お祭りのときの屋台の列、まさしくあんな感じ。

商品もきれいに並べてはいるけど、とにかくいー-っぱい並べて、息苦しくなるほど。

1つの店の店舗が3畳なのだから、店舗数がすごい。

ワンフロア-が250くらいの店舗でひしめき合っていた。

それが10数階なのだからおおよそ3,000軒の店舗数!!

フロアの端で見たフロアの店舗案内は番号のみ!

これでどうやってお目当ての店に行くのだろう・・・

しかも店の業種は、服か靴、かばんかアクセサリー雑貨か時計、メガネか化粧品しかない!!

3,000軒ぜ〜んぶが!!

よくこれで倒産しないものだ・・・

 

わけのわからんパワーに圧倒され(これがコーリャンパワーか?!)、わたしたちは何も買わずに疲れてホテルに帰ってきた。

ふと見るとフロントの前にコーヒーショップがあり、ガラスケースの中に美味しそうなケーキが並んでいた。

しかも安い!

ホテルのケーキなのに、日本円で200円くらい。

部屋に持って帰ることもできるので、わたしたちはそれぞれ自分の好きなケーキを選び、お風呂のあとのお楽しみとした。

やはりケーキは日本のものがいちばんです。

日本の食べ物はそうそうハズレません。

買ってきたケーキは見た目は豪華で美味しそうなのに、食べてみたら生クリームは生クリームもどき、スポンジはパッサパサ〜。

パンかと思った。

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