out-door
 MTB 

120921-23 さんいん社員旅行

今年の社員旅行は、
珍しく金曜午後出発。
15時に仕事を切り上げバスに乗り込み大阪を脱出。
バスのトランクには、
シッカリ折畳み自転車を積ませていただきました。

さっそく道中でもビールを数本いただき、
暗くなる頃には目的地の鳥取県大山山麓のホテル着。
大浴場で汗を流し宴会。
米子の街灯りを見ながら呑み、
部屋に戻って更に呑み。
こうして初日の夜は更けていきました。

翌朝。
少し二日酔い気味の頭を風呂で覚まし、
朝食を食べた後、
荷物を若い衆に預けて自転車を組み立て出発。
標高が少し高いので肌寒く、
ウインドブレーカーを羽織って走る。

バスはゴルフ組をゴルフ場まで送ってから、
最初の目的地まで行く。
その時間差を使って自転車で走ろうと企んだ。
まあ下り基調なんで間に合うやろう。

さて、
最初は長い長い下り。
時々止まっては振り返って大山を見る。
薄雲が掛かっているがキレイに見えた。

途中、
高床式の余り見ない神社を見かけたので寄る。

昔の出雲大社はとんでもなく高床やったらしいが、
この植松神社も中々美しかった。

吉定という交差点で日野川沿い国道181号線に出た。
途中に日本で2つしかないという、
奈良時代の石製のしび(寺の屋根に飾るシャチホコのような飾り)を見る。

あとは道なりにどんどん走ると米子市街。
とりあえず駅に寄ってお土産を物色。
鬼太郎グッズを幾つかと、
「目玉おやじのリンゴ風呂」というジュースを購入。

まあ、
普通のリンゴジュースでした。

ここから国道9号線、
市街から出るとすぐに島根県境。
さんいん1300を思い出させてくれます。

さすがに一桁国道、
交通量(特にトラック)が多く走りにくかった。
折り畳みではチョット難儀しますね。

安来駅近くのコンビニで休憩。
蒜山ジャージー生クリームサンド[抹茶]と、
ファンタゴールデングレープで休憩。

サンドはいわゆるどら焼きでした。
ゴールデングレープ、
知ってる人は40代以上?
ペットボトルやから当たり前やけど、
金の王冠までは再現できてませんでした。

ここからは国道を外れ山間に。
昔の街並を少し走り、
県道45号に。
橋の欄干に安来節のオブジェ。

中々カッコイイです。

高速の高架下で信号待ちをしてると、
観光組のバスが高架から下りてきて先を越された!
追いかけるが到底無理。
結局バスに先着されてもうた。
美術館までの道は景色も雄大で快適やったんで良しとしよう。

ステージ1:36km/2時間30分
コースマップ(ルートラボ)
http://yahoo.jp/ODw-ik

少々遅れて足立美術館を観賞。
横山大観や北大路魯山人の作品展示だけでなく、
庭園がとてもキレイでした。

足立美術館(1970)
設計:小島佐一(建築)中根金作(庭園)

ここから車で大山山麓へ戻ります。

淀江町で昼飯を食べ、
休憩中にパナの電動MTBを無料レンタルしてたんで、
軽くポタ。
スピードを落とすと、
後ろから誰かが押してるようにサポートしてくれる感じですね。

次は植田正治写真美術館。
コンクリート打ち放しのスッキリした外観です。
中に水盤があり、
映りこんだ逆さ大山が見れるそうなのですが、
風が強く水盤が乱れて上手く見られず・・・

植田正治さんの写真は、
少し昔の人のモノクロ写真が多く、
そこに映る人の表情が何とも良かったです。

植田正治写真美術館(1995)
設計:高松伸

さて、
ここからステージ2。
今晩泊まるホテルまで自走します。

ルートは美術館の前の県道を延々下る。
更に直進し続けると、
さっきの国道9号線に突き当たるので、
まずは米子市街を目指す。

国道9号線は夕方という事もあり交通量が多い。
少々走りにくいながらも何とか米子到着。
ゴルフ組が遅れているらしいので、
時間つぶしに観光組の皆で食べる唐揚げを買うことにした。

高島屋のならびにある「さんぼう」、
ここのは一度食べたがメッチャ美味い。
2人前持ち帰りを頼み、
10分まって包みを手に出発。

後は路地裏をウロウロして恒例のジェラート。
厨房の窓から注文するんやけど、
ここはさんいん1300の途中に見つけた。
今回は山葡萄、
美味でした!

とここで電話。
観光組が宿に着いたらしいんで、
急いで出発。
皆生温泉までは1本道、
無事到着です。

ステージ2:18km/1時間30分
コースマップ(ルートラボ)
http://yahoo.jp/Ek4hTM

後は温泉街を足湯したりしながらブラブラ。
途中に小径スポーツ車(GIANTやGIOS)をレンタルしている店を発見。
20分無料やったけど、
閉店前でしかも下駄を履いてたんで断念。

宿に戻って温泉に入り、
恒例の宴会〜2次会〜部屋呑みと、
長い夜は続いていきました。

翌朝。
起きると外は雨。
天気予報は昼から雨のはずやのに・・・
しばらく様子を見るが、
この日の自転車は止む無く中止。
社員旅行なんで無理は禁物です。

ちなみにステージ3の予定コースはこれでした。
(ルートラボ)
http://yahoo.jp/ueRXtM

という事でゆっくり朝ごはんを食べ、
バス移動。
大山〜松江〜出雲と移動中、
天気はめまぐるしく変わったが、
出雲大社に着いたときは晴れ・・・
何とも複雑な気分やけどまあええか。

出雲大社に来るのは2度目。
最初はさんいん1300の途中、
下関から日本海沿いに自転車で走ってでした。
この時は雨に降られ、
一畑鉄道で松江にエスケープしたのが印象に残ってます。

09.08.13-16 09さんいん1300 #3

さて、
皆で参拝を済ませ少しの自由時間。
建物見学です。

出雲大社庁舎(1963)
設計:菊竹清訓

昭和30年代にこんな建物を作り出すとはオドロキです。
スリットの窓から特徴的な陰影を作りますね。
夏はゴーヤのグリーンカーテンで遮っていたようで、
この日に残った草を取り除いてました。

昼食後さらに散策、
骨董市で昔の手ぬぐいを購入。

見知らぬ商店のものですが、
柄と色が気に入ったのでつい買ってしまいました。

そして、
出雲大社に隣接した「神話博しまね」会場へ。
博覧会自体はそれほど興味なかったんで、
会場内にある新建築を見る。

島根県立古代出雲歴史博物館(2007)
設計:槇総合計画

建物は鉄とアルミとガラスで作られた非常に軽快な建物。
見た目に細い構造材で支持されててスッキリした印象を受けます。
展示物では、
1/10の昔の高床の出雲大社の模型が圧巻です。
技術的に出来たのかどうかは分からないんですが、
実物を登りたいとは思いました。

あとはゴルフ組と合流するため再び大山山麓へ。
お土産を買いつつ帰路に。

帰りのバスで1本DVDを見せてもらったが、
これが「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」!
舞台は一畑電鉄。
しかもラスト10分を見る前に到着。

作品を見直して、
再度一畑電鉄に乗りに行かないと!
とリベンジを誓って家路につきました。

update 1210.28

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