120115 水めぐり13 貴船口〜鞍馬(京都府)
京都一周トレイルで貴船口まで来たが、
時間も早くまだ物足りない。
で、
いつもの「わき水」めぐり。
貴船神社と鞍馬寺にあると載っていたので、
ガイドブックの1巻をザックにしのばせておいた。
ということで水めぐり(徒歩編)スタート。
貴船口駅から舗装路を歩いて貴船を目指す。
こちらは鞍馬山から降りてきたのか、
すれ違う観光客が多い。
程なくして旅館が見えはじめ、
貴船到着。
目指す貴船神社は階段の上。
赤い灯籠がきれいに並ぶ。
水に浸してお告げをみる、
「水みくじ」などが売られる詰め所の脇に、
目指す「神水」はあった。
お参りをしたあと、
おみくじを結ぶ人を横目に、
一人だけパックに水を詰める。
その場で浮いてる事は気にせず、
道中の飲み水用にボトルにも詰めて出発。
神社からほど近くに、
鞍馬寺西口、
奥の院への入り口がある。
詰め所には「愛山料200円」と書いてあるが無人。
表の詰め所で払えばええか、
と通過。
境内に踏み込むといきなりの急登。
さっきの水で荷物が2.5kgは増えたので、
足が重くなりすぐに息があがる。
軽装の観光客が上からどんどん降りてくるので、
空元気で挨拶するが、
かなり堪えた・・・
さんざん歩いて最初の堂、
奥の院魔王殿に到着。
ここにもわき水があったが、
とりあえずボトルの水をいただく。
まろやかで飲みやすい。
さらにここから少し登る。
このあたりの道は、
地盤が固いため木の根が地中に延びず、
表面をはうように出ていて、
「木の根道」と呼ばれている。
根を踏んで進むと歩きやすいんやけど、
木をいたわる為に根を避けて歩く様、
看板がかけてあった。
根のないところは雪解けでぬかるんでいる・・・
ここに来て苦行やなぁ。
木の根をいたわりつつ僧正ヶ谷不動堂に到着。
側の池には金魚が1匹、
雪が残る山中で驚きや。
ここにもわき水があるので、
今度は柄杓に汲んで一口。
雪解け水なのか冷たくてうまい。
さらに少し登ったところがどうやらピーク、
立派な杉が何本も立っていて、
たくさんの人が木を眺めていた。
「大杉権現」
その木々をそう呼ぶらしい。
ここから先は石の階段、
調子良く小走りに下っていく。
と、
途中にまたわき水。
「義経の息つぎの水」
もちろん飲んでみる。
やはりうまい。
やがて建物が見え、
鞍馬寺本堂到着。
本堂の正面の床には、
なにやら模様の様な石張りの床(金剛床)がある。
ここはパワースポットと呼ばれていて、
中心に立つとパワーが降りてくるらしいので、
立ってみた。
・・・どうやろ?
特に変わった感じではないが、
まあええか。
さらに門までは少し下る。
石段を下り九十九折りの砂利道に入ってすぐ、
またわき水。(九十九折の水)
ここはガイドブックに載っていたが、
水量が少ない・・・
手にちょっとすくって飲んでみたが、
一口ではよく分からんかった。
九十九折りの終点に、
由岐神社。
本堂の横に手作り感満載の「天狗みくじ」があり、
微妙やな・・・と思ったら、
石階段の参道をまたぐように建つ拝殿が、
重要文化財に指定されていた。
これは見事。
しばし見とれてました。
後は門までまっすぐ下り、
先ほどの門前町へ。
またデザートと、
さっき寄った店でヨモギ饅頭をイートイン。
暖かいお茶もいただいた。
店のおばちゃんに「さっきも買っていったでしょ?」
と聞かれたので、
貴船口から鞍馬山を回って戻ってきたと説明。
ついでに大原から歩いてきたことも言うと、
ちょっとだけ驚いてました。
電車の時間を教えてもらい、
それまで一服。
さっきすれ違ったハンターの方の銃の音、
ここで聞こえていたそうです。
やはり山中ではあいたくないなぁ・・・
お土産にさっきのきんつばとヨモギ饅頭を買って、
電車に揺られてようやく帰路につきました。
※鞍馬寺本堂のそばにも、
実はガイドブックに載ってるわき水があった。
下った後に気づいたので、
これはまたリベンジ。
※鞍馬寺〜貴船〜貴船口と歩く人が多いそうで、
逆は少ないそうです。
トレイルコースを走破するつもりじゃ無かったら、
そうしてたし、
水を背負って登らなくて良かったんやな。
update 12.09.01