out-door
hike

014 剣山<徳島県> 2002.09.22

 剣山山頂

01

<前日の石鎚登山の後 西祖谷の道の駅で野宿中>
朝6時半 こういうときは目覚ましなしでもちゃんと起きる
店の人が来ると気まずいので 早くテントを撤収する
野宿の割りに 不思議と気分はすっきりしている 寝不足と疲れで良く眠れたみたいや
顔を洗って朝飯 パンとコーヒーやけど やっぱり外で食べると旨い気がする
歯を磨いて準備していると やはり店の人が掃除にやって来た テントは跡形なく片付けてあるので 気にせずにそこにいた
天気は・・・曇り 雨になる可能性もある
まあ今降ってないのは幸いや 雨やったらテントで泊まれんし 外で飯も食えんからな

 撤収中

02

8時頃 道の駅出発
西祖谷といえば・・・「かずら橋」・・・ということで 話のネタに渡る事にした
周りは護岸工事をしていて渓谷の風情ぶち壊しやったが 橋の周りはそれなりに綺麗やった
丸太と蔓の橋(ワイヤー補強はしてる)を渡るのは 楽勝と思っていたが
サンダルで渡ったせいもあり 実際上に乗るとあまりの高さと不安定さに 足がすくんでしまいOKADAに笑われる始末や
Jr.は意外と平気そうやったが どう見ても丸太の隙間のほうがJr.の足より大きかったで

 かずら橋

03

再出発 ここから登山口まで約40kmやけど 山道を走るから時間はかかるやろな
地図を広げると いかに四国の山間部の道が険しいか分かる カーブの形が普通やないで
徳島県道32号線で東祖谷山村に入り 国道439号線で登山口を目指す
祖谷川をさかのぼり 三嶺(みうね:標高1893m徳島第2位の山・・・二百名山) の裾を走り
奥祖谷の「2重かずら橋」を通過 徐々に高度を増して 10時に見の越駐車場到着
雨が降ったり止んだりの憂鬱な天気 迷ったが雨具を着けて登る事にした
またしても筆記用具を忘れたので 土産物売り場でボールペンを借りる事にした

04

剣山は途中までリフトで上がることが出来 そこから山頂も比較的楽なため
観光色が濃い所でもあるが やはりあえてリフトは使わずに登る
10時15分(高度計の相対高度1355m)駐車場出発
状態の悪い長い石の階段を登って剣神社に着く 参拝して神社の右手から登り始める
途中リフトの下を潜ったりしながら 森の中(っていう感じ)を歩く
駐車場にいた人の数に比べて 下から登る人は少ないみたいや
追い越す人もすれ違う人もあまりおらん
珍しく途中で 軽装の外国人の女性が降りてきた やはりJr.は人気者やった
『3歳?すごい!(英語)』 と言っていたと思う
すれ違う人に驚きを与えてJr.は(OKAも)満足そうやった
前が開けて人の声が聞こえると リフトの終点西島駅に到着や
11時15分(1660m)に着いたが 石鎚の標識に比べて距離の表示が甘く ここまですんなりとやって来れた

05

西島駅には食堂もあり リフトから降りてくる人のなかには 普通の軽装でやって来た人もおった
観光やろうと思うが 完全装備で集団で登っている年配の人たちと混ざると 何とも奇妙な光景に思える
11時半に出発すると 上から降りてくる人と頻繁にすれ違った
やはりリフトを利用して登山する人が多いんかな?
修行場も周辺に点在するみたいやし ルートがいくつもある
帰るときは別ルートを選ぶとして 登りは「刀掛の松」周りで登る事にした(冬季のメインルートらしい)
もくもくと登ると前の斜面の天辺に小屋が見えた 人がたくさんおる 落ち着いて飯が食えるかな?

 快調に飛ばすJr.

06

小屋と神社の間を抜けると 高原状に広がっていて 奥に「ジロウギュウ(1929m)」が見える広場があった
中心に剣山の三角点がある 12時15分(1930m)標高1955mの山頂到着
写真を撮っているうちに体が冷えてきたので とりあえず小屋に戻って飯にした
小屋の前でやはりラーメンとおにぎり 寒いほど味は格別に旨くなるから不思議
持ってきたバーボンもお湯で割って呑む 家で呑むヤツとは全然別物と思える
前を人がたくさん通り過ぎたが 気にせずに楽しんだ
一息ついて小屋に「バッジ」を買いに行った 山頂限定のバッジがあったので 迷うことなくそれにする
ここでもJr.はご褒美に1つバッジを買ってもらった
山頂神社にお参りして 13時25分下山

 小屋の前で食事中

07

帰りはルートを変えて 大剣神社まわりで進む
行きよりも岩が多い印象の道で 巨大な岩の裏に大剣神社はあった 13時40分(1750m)
参拝すると横にお神酒があったので 100円供えて 2人には内緒で1杯頂いた
家族連れと抜きつ抜かれつのデッドヒートをしながら 13時55分に西島駅に戻る
このあたりになると OKA親子にしばらく進んでもらって
OKADAと2人 少し待ってから走って追いかけるパターンで 「激下り」を楽しんでいた
(走って降りる子供を見て真似をしたかったからやな)
距離は石鎚の半分位やないかと思う位 疲れが気にならなかった
14時40分 見の越に戻ってきた

08

ここでもお土産を少し物色して 着替えて少し休憩したが 今日中に戻る予定やから風呂・飯を考えてさっさと山を降りることにした
国道438号線を貞光町を目指して走る この道も ヘアピンカーブに番号(7番くらいまであった)がついている位カーブが多かった
幸い前を車が走っていたので 対向車を気にせずに運転できた
山を降りて一宇村の中心まで来ても 依然道は狭かった 腹も減ってきて風呂を諦めかけてた時
ちょうど貞光町に入ったばっかりのところに 風呂があった!
地域交流センター風のそこは すこし小さい風呂やったけど 汗を流し疲れを癒すのに十分やった(露天もあったしな)
ここまで素直に言う事を聞いていたJr.が 疲れたんかここで初めてゴネた
泣き叫ぶ位壮絶やったが OKAが親としてきっちり治めて風呂に入れた
(風呂にいれるのに時間はかかったようやけどな)

09

ここでも土産を買って 次は飯や
ガイドブックを読み漁るが 本が古いせいと 地図が大雑把なせいで どれも見つからない
日が暮れたので 諦めて目に付いたうどん屋に入って腹いっぱい食った 量も味も悪くなかった
後は高速に乗って帰るだけ・・・すると看板に 「ぶどう饅頭」?
これ旨いんや!!  売ってたら買おう!  パーキングに止まってくれ!
途中から電車で帰るのにまたお土産を増やす 愚かな自分・・・
徳島から淡路島を通り OKADAの家に戻ったのは22時
清算を慌てて済ませ 電車に飛び乗って帰ったのはもう0時前やった
・・・次の日が休みでホンマに良かった

access...
■剣山

垂水〜明石海峡大橋〜淡路島〜鳴門海峡大橋〜鳴門インター 85km
鳴門〜国道11号〜徳島 10km
徳島インター〜<徳島自動車道>〜美馬インター 53km
美馬インター〜国道438号線〜見の越 42km

最後の国道438号線は2時間は覚悟してほしい。
鳴門まで大阪から約3時間、
そこから美馬まで約1時間、
美馬から登山口まで約2時間の計6時間はかかる。

国道438号は登山口から徳島に直行して向かえるが、
山道なので時間に関しては予測不可能。
距離は74km!

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