out-door
hike

037 立山 2010.08.20


大汝山山頂にて

00
さんいん1300の翌週が山行き。
という程度に考えていましたが、
よく考えたら、
月曜までのさんいん1300のあとに、
金曜(木曜晩)からの山行き、
中3日しか無かった!?
慌てながらも準備は出来た・・・が、
体調は戻らず。
移動の間に眠りながら少しでも回復しよう。

01
19日木曜日。
バタバタと用意を済まし、
電車で滋賀県草津の友人oka宅へ移動。
乗り換えが多いのと、
周りが騒がしいのとで余り眠れないまま到着。
少し打合せをして2時間ほど仮眠。

20日土曜日2時。
oka宅出発。
今回はoka夫婦と子供2人(長男Jr.と長女お嬢)、
計5人で登ります。

ルートは富山からアルペンルート室堂入り、
立山を縦走して剣山荘泊。
翌日剱岳往復後下山の予定。

高速で富山まで行き、
夜明けごろコンビニで食糧・水を補給して、
ケーブルカー立山駅前到着。
装備を整えるのに手間取り、
始発を逃したが、
次の便のチケットを手に入れたので、
駅に向かう。

駅前の売店を何気なく通りすぎようと思ったら、
ロードバイクが1台。
見覚えがあるな・・・
富山の自転車のりの友人のNOJIさんや!?
地元なのでわざわざ狙い撃ちでお見送りに来てくれてました。
始発に乗ってたらひょっとしてニアミスやったかも。

02
サプライズに気を良くして、
満員のケーブルカーも何とか過ごし、
バスに揺られて高度をあげていき、


立山杉


滝見台

室堂到着。
<標高2,450m>(高度計2,175m)※以下同様
早朝なので観光客は少なく、
ハイカーが目立つ。
取りあえずお餅を食べて少し補給。


中は何も入ってません

先ずは湧水(玉殿湧水)をボトルに入れて、
[8:25]
いよいよスタート!


準備中・・・

天気は雲が少しあるが晴れ。

鞍部の一の越を目指して整備された道を進む。


快適な道

足元の高山植物がキレイ。


いつも名前を覚えようと思うのですが・・・

周りを歩く人は、
観光の延長なのか軽装備の方が多い。
散策感覚なのかもしれん。

とはいえ、
雪渓を横切り、


雪渓を歩くのは緊張します

徐々に勾配がきつくなると、
3000m近くある標高からか、
さすがに息が上がる。

早くも汗をかきつつも、
一の越小屋到着。
[9:15]<2,705>(2,455)


すでに結構疲れてました

往復ルートでは無いので、
ここで立山のバッジ購入。

03
ここからは稜線をたどる。
と言っても初めから急勾配。


角度がキツイ

すでに疲れが出始めたが、
考えてても進まないので、
黙々と歩く。

高度はどんどん上がるので、
室堂が小さくなっていくのが楽しい。
小屋らしき建物が見えるともう一息、
神社(小屋は社殿でした)のある雄山の三角点到着。
[10:10]<2,991>(2,720)


ここまでは軽装のかたも多いです

雄山の頂上はさらに上にある雄山神社、
500円払ってお払いを受けないと入れないので、
順番を待って拝んでいただいた。


風雪に耐える鳥居

3000mに神主さんがいるなんて・・・
何とも奇妙でした。


何か違和感・・・

神殿の横に3003mの石碑があるので写真。


一応記念に です

頂上は数十人で身動きが取れなくなる狭さなので、
すぐに降りなければいけない。
まあ、
これで立山三山の一つ踏破です。

04
雄山から一度鞍部に下って登り返し。


稜線闊歩ですが剱岳は見えず


室堂があんなに小さく・・・

結構疲れてます。
さんいん1300の時の筋肉痛が、
登りよりも下りの時に効いてきます。

登りはゆっくり一歩一歩進めば問題なさそう・・・
という事でゆっくり進んで次のピーク、
立山最高点3015mの大汝山に到着。
[11:10]<3,015>(2,710)


大汝山頂

直下は広いのですが頂上は狭く十数人しか立てません。
写真を撮るのに混雑していて、
少し殺気立っていて、
ゆっくりはできませんでした。

それでも写真を取って、
早々に直下の小屋(大汝休憩所)まで移動、
おにぎり休憩です。


休憩中のお嬢

しっかりと足を休めておきます。

山頂は踏んだものの、
ここから先の方が長く、
別山まで稜線を進んでいきます。
未だ剱岳は見えません。

05
立山三山の最後、
富士ノ折立<2,999m>の分岐、
頂上はルートから少し外れるので、
脚の様子を考えパスする事に。
[11:50](2,705)

そのまま稜線を進み、
真砂岳<2,861m>でラーメン休憩。
[12:30](2,575)
天気が良いとやはり暑い。
ラーメンにチーズを放り込んで栄養分アップ!?
少しだけ復活。

後は痛みが出ないようにゆっくり淡々と歩く。
剱岳は雲の中に隠れて見えない。
稜線をたどり続けて、
ようやく別山山頂到着。
[13:35]<2,874>(2,605)

ここで剱岳への取り付きの谷が見えた。
眼下に屋根が3つ。
一番遠いのが今夜泊る剣山荘。
まずは剣沢小屋を目指して一気に下る。


一旦下るのか・・・

ここでようやく剱岳の山肌が見えてきた。
立山の緩やかな稜線と違い、
尖がった針のような山や。

手前の剣沢テント場に豊富なわき水。
コップに何杯も飲む。
少し復活。
ボトルにも補給して、
さらに下り剣沢小屋到着。

ずいぶん新しい小屋と思ったら、
建て替えられたところのようで、
向こうに旧小屋があった。

06
ここから谷筋を横切り、
目指す剣山荘へ。


この雪渓は かなり緊張した!

もう脚は限界なので、
oka達には先に行ってもらい、
マイペースで歩く事にした。

すぐそこに見えているのに意外と遠く、
雪渓を二度越えて灌木をかき分け、
ようやく到着した。
[15:05](2,230)


とりあえず一安心

剣山荘も新しく、
早くチェックインしたらシャワーを浴びる事が出来る。
(17時まで)
汗を流せるだけでその後の快適さは大違い。
さっぱりしたあとの缶ビール、
最高でした。
(モンベルクラブのカードを提示すると,
ビール1本サービスしてくれるんです)

夕食を前後して、


山小屋の食事も良くなりました

日没までウイスキーを呑みながら、
デッキでくつろいで、
疲れをいやしました。


これが無いと!


山に映える月


時々飛んでくるホシガラス

明日の剱岳行きをしばし忘れて、
のんびりと過ごし、
19時には爆睡でした。

明日は剱岳、
早く寝て回復しないと朝が早い・・・


<続きます>

update 2010.10.02

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