out-door
hike

041 祖母山 2012.03.24


国観峠より山頂を望む

毎年友人okaの家族と、
百名山をいくつか一緒に登っているんやけど、
この春から、
okaの息子Jr.が中学生になり、
本格的に野球をすることになった。
その前に思い出作りも兼ねて、
春休みにどこかに登ろうということになった。

3日休めれば屋久島の宮ノ浦岳へと、
夢は膨らんだんやけど、
結局2.5日の休みしか確保出来ず、
九州北部の3山へ登ることとなった。

数週間前にokaから計画書が届き、
見ると「阿蘇山」「九重山」「祖母山」の3つ。
「祖母山」だけがどこにあるか分からん。
調べると熊本・大分・宮崎の県境に、
頂上があることが分かった。

あとは週間予報を見ながら準備を進め、
朝一の「みずほ」でoka・Jr.・娘のお嬢の3人と合流し、
9時に熊本着。
九州新幹線とは、
便利になったもんやなぁ。

駅で目に付いた「クマモン」キャラメルを片手に、



レンタカーを借りて一路登山口へ。
阿蘇を通過し、
波野の道の駅で昼食。
そばと高菜飯のセット。
売店でサツマイモのフライ?を買って出発。

ナビ頼りなので現在地が把握出来ないまま、
12時半頃に一の滝登山口(標高620m)到着。
駐車場には自衛隊の車両が2台だけ。
誰も登ってない?
何か不安やなぁ・・・

とりあえず準備を整えスタート。




渓流沿いの道を軽快に歩いていると、
沢を渡る橋が落ちてる?



あちこち見渡して流れが狭いところを何とか渡る。
いきなりのタイムロスでペースが狂った。

川を渡ったすぐ上に5合目小屋(790m)があり、



13時10分、
気を取り直して出発。
小さな沢を越え、



少しずつ高度を上げると、
足下の土質が変わってきた。
赤土に空気がたくさん含まれているのか、
柔らかい上にやたらと滑る。

しかも汚れると粘土質なのか、
なかなか取れない。
何ともストレスをためつつ進むと、
足下に霜がちらほら混じりだし、



少しずつ寒くなってきた。
単調な景色に飽きて来た頃、
14時5分に水場の「いのち水」到着。



わき水やけど足場が悪く一人ずつしか飲めない。
誰も使ってないと思われる、
苔まみれのコップを指で洗い落とし飲む。
少し元気がでてさらに前進、
目の前が開けて14時20分国観峠(1,486m)に到着。

ここからは山頂が見渡せるんやけど、
樹氷のためか山が真っ白!?
この先進めるんか?
と疑問を持ちつつ出発。
足下に氷が混じり始めた。

しばらく進むと前から自衛隊の方が4人、
軽快に降りてきました。
演習でしょうか?
山で迷彩服を着た人とすれ違うとは、
何とも変な感じです。

8・9合目と進んでいくほど、
足下の霜・氷が多くなり、
登山靴だけではこの先厳しいと思った所で、
15時に何とか標高1,756.4mの祖母山頂到着。

標高が低いせいなんか天気が良くないせいなんか、
木々に囲まれ眺望はそれほど良くない。





樹氷を眺めつつ恒例の記念撮影をし、



寒いので早々に山頂を後にした。

9合目には小屋があるみたいなんで、
15時20分ルートを少しはずれて立ち寄る。
(標高1,655m)



中でラジオが鳴っていたが誰もいない。
トイレを借りて戻ると、
小屋のご主人がおられました。
道の駅で買った芋を食べながら少し談笑。



今日登って1泊して明日降りるそうです。
誰も登ってこない所で一人過ごすんか・・・
自分には無理かな。

ご主人と別れを告げて下山。
思ったより距離のある行程やったから、
日没になるまでに車へ戻りたい。

滑る足下に気を付けつつ、
16時に国観峠で再度山頂を眺めて、
順調に下り、
落ちた橋の所も、
サブルートがあったので、
迂回でき、
何とか明るいうちに17時15分下山完了。



自衛隊の車もなく、
結局ほかの登山者もおらん、
何とも寂しい(良く言えば独り占めか)登山やった。

駐車場に、
記念バッジを売ってる民宿の看板があったので、
ナビで調べて立ち寄り無事ゲット。
あとは翌日登る九重山の登山口に近い宿まで移動。

風呂に入って、
晩飯を食い、
濡れた装備を乾かして、
プシュっとしたら、
翌朝まで爆睡!
のはずやったけど・・・

(042 九重山に続く・・・)

update 2012.04.01

top home