039 甲斐駒ケ岳 2011.08.28
山頂にて 記念撮影
8月末、
恒例の夏山に登ってきました。
今回は南アルプス、
甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳です。
<1日目 移動日>
01
27日、
自宅を出てJRを乗り継ぎ、
滋賀県草津市で友人okaと合流。
今回も嫁・長男Jr・長女お嬢も一緒。
で、
出発。
いつもと違い移動は土曜の昼。
名神〜中央道を乗り継ぎ一路長野県へ。
途中恵那では何故か、
「静岡お茶コーラ」を飲んだりしながら、
夕方伊那市街到着。
早速ホテルにチェックイン、
中々古くて味のあるところでした。
02
北伊那駅近くの呑み屋街に近いので、
okaが調べてくれた店まで歩いて移動。
十数軒入る呑み屋ビルの中で、
ただ一軒営業している中華風居酒屋「天壇」到着。
店に入ると予約で席が別れるとの事。
外を見ると廊下にイスとテーブル。
面白そうなのでここで食べる事にした。
ここの女将、
陽気で何とも楽しい。
例えると、
平野レミさんに似てると思いました。
03
料理は、
キュウリの付き出しから始まり、
生レバー、
馬のモツ煮(塩味)、
シソ餃子、
エビ餃子、
棒餃子、
バターローメン、
海鮮ローメン、
トマト・肉まん・ショウロンポウで締め。
少し甘めの秘伝のたれでいただく餃子は、
どれも美味、
バターローメンはバターが濃いが美味く、
海鮮ローメンはごま油を少したらすとさらに美味くなりました。
店を出るとき、
子供たちにビニル袋一杯のプチトマトを下さった。
この時は正直荷物が増えたと思いました・・・
04
店を出て買い出しへ。
最寄りのコンビニで、
朝食・昼のおにぎり・ラーメン・行動食などを購入。
缶チューハイを飲みながら、
ホテルに戻って入浴。
明日の起床は早いので、
21時、
早々に就寝。
途中何度か目が覚めたが、
どうやら外は雨の様子。
さてどうなる事やら・・・
<2日目>
05
4時起床。
朝食を済ませトイレ・洗面中に子供たちが起こしに来た。
荷物をまとめ、
4時50分出発。
外は小雨。
高遠・長谷経由でバスターミナルのある仙流荘到着。
40人くらいのハイカーが準備をしている。
装備を整え、
不要なものを車に残し、
バス待ちの列に並ぶ。
6時、
運よく目の前で満員、
2台めのバスに最初に乗り込み、
先頭の見晴らしの良い席につき、
徐々に高度があがる景色や、
時々道端に現れる猿・鹿を見ながら、
長野・山梨県境の北沢峠(2030m)に到着。
06
ここで、
バスを乗り換え山梨側、
北岳などの登山口がある広河原へ向かう人、
仙丈ケ岳へ登る人、
そして自分たちのように甲斐駒へ登る人、
それぞれ別れる。
最後のトイレを済ませ、
7時15分出発。
雨は止んだようや。
いきなり階段状にどんどん高度をあげて行く。
今回は左ヒザの調子が悪いので、
気遣いながら慎重に進む事にした。
木々の間から朝日。
天気は回復傾向にある。
森林限界を越え、
視界が開けてくるが、
肝心の山頂はガスで見えない。
まあ晴れてきたからエエか。
07
キツイ勾配で高度を稼ぎ、
8時50分、
2643m双児山山頂着。
おにぎり1個補給。
単純にあと300mやけど、
稜線沿いを一度鞍部におりる。
下りの勾配も結構キツイ。
ここをまた帰りに通るのか・・・
下った以上の高度分登りなおして、
9時45分、
駒津峰2750m到着。
おにぎりをもう1個補給。
ガスが少なくなり、
ぼんやりと駒ケ岳の輪郭が見えてきた。
結構近いが高い。
という事は急勾配という事か・・・
08
駒津峰から小さな鞍部を2つ程越えた所に、
ルートの分岐。
直登 と 巻き。
足が気になるが・・・やはりここは直登!
子供たちも岩にしがみついて登る。
さすがに距離は短く、
高度をどんどん稼ぐが、
息苦しい。
酸素が足らんのかもしれん・・・
歩巾を小さく刻んでペースを落とし、
11時30分、
フラフラとようやく2967m駒ケ岳山頂着。
お決まりの記念撮影。
周囲はガスが上がってきて、
眺望は良くなかった。
ここで昼飯のラーメン。
息が切れて食欲は落ちているが、
とにかく作る。
思案してると昨日お荷物と思われたプチトマト発見、
ひとつ食べるとこれがイケる!
5人で次々に口に放り込む。
10個ほど残して食べつくしてしまった・・・
09
プチトマトのおかげで食欲は戻り、
ラーメンも美味しくいただき、
コンビニで買った地元の酒「真澄」ワンカップも、
全部呑みました。
カップの内側に3000m峰のイラスト、
明日登る仙丈ケ岳を見つけて思わずニヤリです。
三角点より高い岩に登るoka親子を撮って、
12時30分さあ下山。
帰りは巻きコースでゆっくり歩く事にしました。
帰路の途中に、
副峰「摩利支天」に立ち寄れるけど、
足が気になるので自分はパス、
oka親子3人がザックを置いて往復20分。
分岐点でoka嫁と休憩です。
待っている間に、
30kgの荷物を担いでいる方が降りてきて、
目の前でザックの中身を点検し、
通過していったのですが、
何やら工具を落したので、
追いかけて渡すと、
どうやらかなり高価なものやったらしい。
エエ事をした。
10
山頂から声を掛ける3人を写真に収め、
合流後出発。
花崗岩のためか山頂周辺だけ、
土が雪のように白い。
白い世界を抜け、
13時50分、
ハイマツが茂る駒津峰に到着。
双児山への登り返しを避けるのと、
水場を求めて別ルート、
南の稜線を下る事にした。
下り始めると遥か下の谷筋に、
山小屋の屋根が見えた。
割と近いと張り切って歩いたけど、
森林限界から下に入ると中々進まない。
水たまりも多く足場が悪い、
おまけに手持ちの水が無くなってきた・・・
谷筋への分岐である仙水峠が中々見えない。
地図を見て確認するが、
間違っては無い。
ヘロヘロになった14時50分、
ようやく2264m仙水峠到着。
11
残った水を全部飲み、
谷筋を小屋まで進む事に。
疲れ切っていたんですが、
ここから見る駒ケ岳はキレイでした。
ルートの勾配は緩くなり、
最後のプチトマトで水分補給しながら、
何とか15時30分、
仙水小屋到着。
うれしい事に沢から汲み上げた水が飲める。
まさに「命の水」!
冷たくてうまい。
3杯飲んでボトル2本に満たしてラストスパート!
仙水小屋からは沢沿いに下るので、
水の心配は無し。
何度か沢を木の橋で渡り、
キレイな淵を作る砂防ダムを越え、
もうすぐ!
というところで何と雨!?
駆け足で峠直下の小屋に飛び込んだ。
12
雨は中々止まず、
諦めて雨具を着る。
砂利道をトボトボ歩き、
16時半北沢峠着。
そのまま今夜の宿「長衛荘」にチェックイン。
雨具を干していると、
小屋の方に声を掛けられた。
誰?
と思ったらさっき山で落し物を渡した方や!
なんとここのオーナーでした。
テレビのロケで、
70代の方が駒ケ岳でロッククライミングする撮影があり、
その時に使った機材を回収するために登ってたそうです。
有難い事に好印象を持っていただき、
子供たちにかなりサービスをしてくれました。
13
荷物を置き、
ひとまずokaとチューハイで乾杯!
日曜の夜なので宿泊者が少ないので、
夕食も早い。
17時に「いただきます!」
でっかいコロッケとみそ汁が美味い。
もちろんビールもいただきました。
食後は外で翌日の麦茶を沸かしながらの呑み。
蛾が飛び回ろうがお構いなしで、
バーボン・紹興酒を呑んでました。
明日の朝の弁当をいただき、
20時の消灯までまったりと過ごし、
速攻就寝しました。
040 <仙丈ケ岳>に続く
update 2011.09.03