安野俊丸     第13回目 比叡山坂本駅から膳所駅   H20,4,20
 久しぶりに春らしい陽気になった20日、琵琶湖一周に出かけてきました。
昨年、夏以来の琵琶湖歩きである。 2月の空いた日に歩こうとしたら雪、暖冬予想がはずれ、野洲でも10から15cmの積雪が週末に三回ほどあり、3月の終わりに歩こうとしたら雨、4月になってからでも、結構、雨が多く、なかなか歩けなかった。
 「
帰りに駅前のスパー銭湯に入って帰るわ。」と、話しながら着替えを詰めていると、家内から「おにぎり、持って行く?」と、声がかかった。「明太子を入れてくれる?」と、返すと「シソがいたまんで良いよ。」との返事。声がかかるだけありがたいと感謝しながら、出来上がったおにぎりも詰め込んで出かけたのは10時前になっていた。      
        野洲10:35    11:02山科11:17    比叡山坂本11:28
         ルート図
場当たりで出かけているので、野洲駅に着けば新快速が出たあと、山科駅でも電車が遅れていて、前回の比叡山坂本駅に到着した時には、11時半になっていた。
 気ままな一人歩き、駅前公園の満開の八重桜や釣鐘堂を背景に「はい、パチリ。」 すぐに、小さな川に出くわし、堤を歩けば琵琶湖に近いと歩き出す。この小さい川、けっこう深くて、2m50ぐらいはありそうである。 駅近くの市街化区域なのに転落防止柵もない。 当方が勤めている処であれば、「危ない!! 柵の設置を!蓋を被せて歩行者通路に!」など、声があがりそうな処であるが、オープンで柵の無いのが嬉しい。
 人間の欲望や身勝手で、「どれだけ自然の形を変えてきたことか?」 護岸はブロックを張ってあるが、危険と思われる処に柵の無いのが良い。危険な場所と認識し、「注意して歩けば、柵を設置する費用も要らないし、維持管理費用も安く済む。」など、思いつつ琵琶湖岸に辿りついた。 遠くに近江富士が見える。姿が美しいので、対岸からでも直ぐに見つけられる。やはり、絵になる風景である。「はい、パチリ。」 
 琵琶湖沿いに歩けなくて、少し逆戻りしてR161を浜大津を目指して歩く。 1時間あまり過ぎた頃、道路際にあずま屋を見つけ昼食にした。 しばらく、琵琶湖を眺めていると、次々に若い方々がヨットで引きあげて来る。 芝生広場ではボール遊びが始まった。「こんな風に琵琶湖の渚を使えてたらよいなー。」と、思いつつ歩き始める。隣にある建物の表札を見てビックリ。 ○○○○大学艇庫の札がかかってあった。 「ヘッー、公園と思って大きな顔をして休んでいたが、大学のプライベートビーチ。」「ようやる! 気恥ずかしさがこみ上げてくる。」 学生さん達に叱られずに済んだもんだ。 周りの景色に気をとられ、時間の割に距離が伸びていないのに気づき、先を急ぐが、唐崎神社の案内看板が飛び込んできた。 歩いていなければ寄ることも無いとの思いで、寄り道をすることにした。 実際、この辺りは何回となく通っているが、見学をした事も無い。琵琶湖を背景に景色の良いところに鎮座されている。 「はい、パチリ。」
 ようやく、陸上自衛隊の駐屯所、びわこ競艇場を通り過ぎ、渚公園に辿りついたのは、1時半をまわっていた。 天候も良く、小さな子供を連れた家族が、ところ狭しと遊びまわっている姿は、微笑ましい。
 二人の子供を連れて、よく希望ヶ丘公園に行った事が思い出されてくる。
 ベンチでは、若いカップル達が、春の日和を楽しんでいる。 木陰のベンチで一人読書に励んでご婦人もいる。 ベンチに座り、周りを見渡しているのもけっこう楽しいが、だんだん、動くのがいやなってくる。 ごろっと横になりたい気持ちを抑え、膳所駅目指して歩き始めた。 パルコ前を通り、だらだら坂をのぼり、膳所駅到着は午後3時前。 約8km、実動2時間半であった。
 
                 膳所 15:02  15:23 野洲 

 駅で缶ビールを買ってグッイと飲み干し、露天風呂につかれば、ほろ酔い気分で「いい湯だなぁー。」と、つい声が出てくる。 洞窟風呂で大声で
ほほえみ玉すだれを歌い、塩サウナに高温サウナ、ほんとに、疲れが飛び去るようにストレスも発散。
家路に着く俊丸であった。 I'm
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