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中谷 トオル (徹) Toru Nakatani

中谷トオル(徹)。 兵庫県出身。 78年に渡米。
現在はカリフォルニア州サンディエゴを拠点に活動を展開している。
作品には、自然や人への優しいまなざしと、日本とアメリカの文化が融合した魅力がある。


中谷 トオル の アート


1. ピクトグラフ 〜絵のような文字?文字のような絵?〜
  カリフォルニアの大学でアートと言語学を学んだのち、アメリカインディアンの絵文字や漢字のもとになった象形文字にインスピレーションを得て、オリジナルのピクトグラフ(絵文字)を創りました。そして、アートと言語を自由に行き来できる独自の作風が誕生しました。

 
2. ペインティング 〜タイルみたい〜
  重なって見える色彩と表面の光沢が特徴です。これは紙の上にアクリル絵の具で描き、特別な技法を施すことにより現れます。
正方形の紙に描かれているので、タイルのように組み合わせて大きな絵を作ったり、立体にして彫刻を作ることも可能です。また、バラバラのイメージの絵が並べられることにより、見る人は自由に物語を作ったり謎解きをして楽しむことができます。

 
3. ドローイング 〜カリフォルニアの印象〜
  カリフォルニアの生活の中で印象に残る風景や音が、思いつくままに描いてあります。「シッペニデコピン、ババチョップ…」というのは日本の子供の遊び唄ですが、遙か太平洋を越えてロサンゼルスの子供達にも伝わりました。

 
4. “It's a small world”  〜色を失った子供の世界〜
  子供が大好きなおもちゃ、ぬいぐるみ、クッキーなどが石のように固まり、色を失ってしまった世界です。テレビをつけると、毎日のように大人の身勝手な戦争や虐待により傷つき、命を落とす子供のニュースを耳にします。そんな子供達の叫びを、この作品は伝えようとしています。2001年のアメリカ同時多発テロのあと、“It's a small world”は中谷トオルのライフワークとなりました。作品の素材は、ペーパーマシェという、再生紙から作られる紙粘土で、欧米の子供達が工作の時によく使います。