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 岡寺は奈良県明日香村の東、岡山の中腹に位置しています。
「岡寺」という名は地名に因る名で正式には、法名は龍蓋寺
(りゅうがいじ)、院号は真珠院(しんじゅいん)、山号は東光山
(とうこうさん)、で「東光山 真珠院 龍蓋寺」となりますが、
現在は「岡寺」として通っております。真言宗豊山派に属しており
西国三十三箇所観音霊場の第七番札所です。
 また日本最初のやくよけ霊場としても知られています。
寺伝によるとおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって
義淵僧正が建立されたとなっています。
 岡寺のもうひとつの名物は花の寺。
四月から5月にかけてはしゃくなげがとても美しい寺です。

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岡寺  ↑

船宿寺  5月上旬撮影 ↑

 船宿寺は 関西花の寺第二十二番札所です。
神亀年間(724〜9)に行基菩薩が庵を建て、
薬師如来を祀ったのが始まりで、その岩を見つけた行基が
御仏を祀り船宿寺となずけたそうです。
 坂道の参道を歩くとツツジとさつきが重なりあって
咲き競う花の寺です。
 また新しく出来た石楠花の森も見事で
葛城山金剛山を一望する景色と共に
一度は訪れたい花の寺です。

       フォレストパーク神野山

 名阪国道の北に位置する神野山は、
昭和33年に奈良県指定名勝として、また昭和50年には、
「県立月ヶ瀬神野山自然公園」に指定されました。
ゆるやかなスロープを描いた円錐形の山で、
海抜618.8mあります。
 山頂は春になるとつつじが咲き、東北山麓にある「鍋倉渓」は、
まるで溶岩が流れ出したような奇観を見せ、
南西山麓には、情緒あふれる「神野寺」、
北山麓には、羊を放牧している「めいめい牧場」があります。
 又 山頂付近の茶畑も美しく 
毎年多くの観光客で賑わいます。

神野山  5月上旬撮影 ↑