9/1 (Wed)

たまにはこんな遊びも(2004-09-01)

レインボーコースター

楽しそうな二人

卓球を満喫

卓球が人気

友人家族と、キャンプに出かけました。三木市グリーンピア三木と云うところです。

常設のテントを借りて、バーベキューを楽しむつもりだったのですが、あいにくの台風接近のニュース。ところが、これが幸いしたのか、コテージ(実際には合宿所のような建物)にキャンセルが出て、しっかりとした屋根付きの建物に宿泊することが出来ました。風が吹いて、バーベキューには難儀しましたが、どうやら風は台風とは余り関係はなかったらしい。翌日は、グリーンピアの中でこども達と遊ぶことが出来ました。風も収まり、蒸し暑いお天気でした。

ここは、年金関係の施設らしいのです。広大な敷地にプールやテニスコート、遊具、温泉、ホテル、キャンプ場などが点在していました。こども達が遊ぶ様々な施設があるのです。初日はプールに入り、バーベキューが済んでから温泉に。翌日は遊具を利用したのですが、何をやるにもお金がかかるのです。4人のこども達を遊ばせるのに、我が家はコスト重視。お金を払って遊ぶような施設は滅多に利用しません。しかし、今回は特別、乗りかかった船ということで、施設利用の一日券をこども達に買い与え、やりたい放題やらせました。

姉たちは、お金がかかる遊具を使わせてもらう滅多にないチャンスと云うことが分かっていて、目一杯楽しんだようです。最初の写真は、ローラーコースター。一回分の利用料金は450円。小児は親が同伴で、僅か一分足らずのスリルを味わうコストは、二人分で900円。なんともはや。一日利用券は必須です。しかし、楽しそう。親子で乗っている人が沢山いましたが、どちらかというと親が楽しんでいるフシがあります。ブレーキ付きなのですが、こどもがブレーキを引くと、親が「まだ早い」とレバーを戻す、と云う情景が展開されていました。

いろいろと楽しんで、最後に選んだのが卓球です。先日の帰省旅行のフェリーの中で、こども達は初めて卓球を経験し、さらに、オリンピックで福原選手を応援し、卓球には興味津々なのです。1時間ほどのあいだに、何とかボールが数往復する程度まで上達し、満足げなナミンチ。

有料の遊具も良いのですが、それほどたいそうな遊具ではないのです。普通の育児のコスト感覚からすると利用料金が高すぎます。これでは儲からないでしょう。多分この施設は赤字を抱えているはずです。楽しかった、もう一度行きたい、と思えなかったのは、ひとえに利用料金の高さ故です。

9/2 (Thu)

9/5 (Sun)

9/6 (Mon)

笑顔(2004-09-06)

ヨウカラとエリポン

笑顔の二人

大型台風接近中。写真を整理したり。

写真を撮ることは趣味と云うわけではなく、あくまで家族の記録を残すことです。家族と過ごす時間があって、初めて写真が撮れるのです。

この頃、余り気に入った写真がないこと。いろいろと理由は考えつきます。気持ちに余裕がないのだと思う。逃げ回る息子を追いかけ廻すのに精一杯で、カメラを構える暇がない。4人並べようとしても、みんなそれぞれの方向を向いてしまう。半ば諦めムード。ナミンチとヨウカラは余りカメラに向かって笑顔を振りまいてくれる年頃ではなくなっています。経験上、幼稚園年長から小学一年生頃が、一番被写体としては魅力的だと思う。

夏休みのフェリー旅行。船の中で丸一日カンヅメになりました。普段は、丁々発止とやり合っている、生真面目なヨウカラと、無茶苦茶なエリポン。長かった船の旅も終わりに近づき、ほっとしているのでしょう。いっしゅんの一コマ。それなりに濃密な時間を過ごしたフェリーの中で、久々に気に入った写真が一枚。笑顔の写真です。

9/7 (Tue)

9/8 (Wed)

9/9 (Thu)

9/10 (Fri)

9/11 (Sat)

チャレンジ(2004-09-11)

ナミンチとタンタン

リンゴの皮を剥くナミンチ

エリポン工作中

工作中のエリポン

こども達が、新しいことにチャレンジする。ちょっと手伝う。

台風のニュースを見ていたら、青森あたりでリンゴの木が揺すられて、折角のリンゴが随分落果した。兵庫県の北部でも、梨が大きな被害を受けた。テレビを見ながら、心配になる。こども達はリンゴが大好きなのだ。

ナミンチが、リンゴの皮むきに挑戦した。そういえば、トウサンは小学生の頃から自分でリンゴの皮を剥いていた。北海道育ちのトウサンの実家では、季節になるとリンゴを箱で買っていた。勝手に箱から出して食べるには、まず皮剥きをマスターしなくてはならなかった。誰に習うこともなく、習得したように思う。見よう見まね。左手の薬指に、ヘマをやって斬りつけた傷跡が残っているけれども。

果物用の小さめのナイフが無い。大きな包丁を手に、おっかなびっくりで皮を剥こうとするナミンチ。見ちゃ居られない。少々手伝う。手を出すついでに、口も出す。「トウサンはね、ナミンチくらいの年には、、、」

実は、こども達はトウサンの昔話が好きなのだ。いろいろと失敗したり、成功したり、褒められたり、しかられたりしながら、今のトウサンになったってことを、こども達は少し理解している。ちょっとだけ、やって見せて、それから、ナミンチの包丁さばきに手を添えて、、、

「なるべく皮はうすく剥いた方が良いんでしょ?」

「そりゃそうだけど、手を切るくらいなら、そんなことは気にしない方が良いね。」と、薬指の傷痕を見せる。

2センチずつくらい、ボトリ、ボトリと、5ミリくらいの厚さのリンゴの皮が実から落ちてゆく。まぁ、そのうち慣れるだろう。とにかく、怪我だけしないで欲しい。お風呂に入れるのも大変だし、病院に連れて行くのも面倒だし、運動会の練習にも差し支えるだろうし。

二つ目に取りかかる頃には、かなりコツをつかんだと見える。もう少し手が大きくなれば、もっと楽に出来るようになるだろう。

隣で、タンタンが狙っている。ボトリと落ちた皮を片っ端から口に放り込んでいる。まぁいいか。

傍らでは、エリポンが工作に挑戦中。人形の机を作ってあげると、段ボールを切り刻んでいた。机の脚を取り付けるためののりしろの設計が難しい。ちょっと手伝ってあげたら、上機嫌。見よう見まねで、椅子の方は自分で作り上げた。なかなかの出来でした。

9/12 (Sun)

9/13 (Mon)

いつもと逆向きに(2004-09-13)

夙川沿いを歩くこどもたち

いつもと逆向きに、夙川沿いを歩く

久しぶりに4人せいぞろい

久しぶりに4人揃った写真

日曜日、こども達の展覧会のついでに、いつもと逆向きに夙川沿いを歩きました。

秋の行事シーズンを前に、行事というのは運動会のことですが、のんびりしていられる日曜日も今週いっぱいかもしれません。ホットケーキで朝ご飯。それからカアサンがおにぎりでお弁当を作って、たまには夙川公園を山に向かって歩こう、という話が決まりました。

まず、阪急夙川の近くで、絵画教室の展覧会を見て、歩けるところまで川をさかのぼっていこうと云うことに。最近、カアサンはお友達とウォーキングで、そこら辺を歩き慣れています。夙川沿いを歩いていきますと、2号線の手前に彼岸花がほころび始めていました。さっそくスケッチブックを取り出すヨウカラとエリポン。エリポンのスケッチは15秒ほどで終わりますが、なかなか即興で特徴を捉えます。ヨウカラは丁寧に、慎重にスケッチします。

それから、アゲハチョウの幼虫がいるカラタチの枝を眺めて、2号線を渡り、展覧会の会場へ。途中、キョウチクトウやら、コスモスやら、スケッチしながらで、なかなか時間が掛かりました。

展覧会は、遊園地の絵がテーマでした。ナミンチ、ヨウカラの個性がなかなか面白い。

阪急をくぐって、さらに山に向かって歩きましたが、みんなおなかが空いたと云いだしたので、苦楽園のあたりでお弁当をひろげ、そのまま川遊びとなりました。川には小魚が沢山泳いでいて、こども達は虫採り用の網でつかまえようとしますが、簡単ではありません。そのうちに、虫採り編みが壊れてしまいました。よく見ると、川底に2センチほどのハゼのこどもがウヨウヨと居ます。バケツで掬うと簡単につかまえられます。こども達はハゼ採りに熱中。20ひきくらい捕まえて、タニシも見つけて、大喜び。エリポンはタニシがすばしっこく動き回るのに驚いていました。

2時間ほど楽しんで、ハゼとタニシは川に帰して、それから公園で遊びました。苦楽園のあたりはかなり開けていて、ちょっと体力を使うような鉄棒やら平均台やうんていがいろいろ揃っています。親も一緒になって、汗をかきました。

みんなかなり疲れましたが、月に一度くらい、体を動かすのも良いね、と、カアサンの意見。たまに逆向きに歩いて、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

9/14 (Tue)

9/15 (Wed)

煉瓦と石畳の街(2004-09-15)

コペンハーゲンの街角

曲がりくねった道と自転車

コペンハーゲンの広場

中心部の広場、石畳

私は、余り海外旅行の経験がありません。ヨーロッパを訪れるのは初めての経験です。

デンマークの具体的な抱くイメージといえば、レゴの故郷。ヨーロッパの小国、そしてバイキングの国。アンデルセンの童話を生んだ国。北欧に分類され、グリーンランドという、世界最大の島を領土に持つ。それくらいでしょうか。出発前に旅行会社に尋ねたところ、国民のほとんどは英語を使うことが出来るそうです。

パリ、シャルルドゴール空港経由でコペンハーゲン入り。夜遅くなってから到着しました。賑やかな夜の街を歩いて、中央駅からそれほど遠くないホテルへ。古い建物で、エレベーターのドアが手動だったり。翌朝、時差のせいでずいぶんと早く目が覚め、明け方の街を歩き回りました。午後の国内線で、会議のある田舎町に出かけるので、午前中をコペンハーゲンで過ごしました。

この町は、煉瓦で出来ています。古い町並みは石畳と煉瓦。曲がりくねった細い路地を歩くと、やがて広場に出くわし、そこには大抵噴水と塔があります。街の要所には、歴代の王家の人々の銅像が建ち、人々は自転車で駆け回り、ゴミが沢山散らばっている美しく普通の町並みです。

細い通りに沿った煉瓦の建物は、多くは白い窓枠が嵌っていて、壁の色は煉瓦の赤茶色のものもありますが、色とりどりに塗られていることが多い。コペンハーゲンの街の中は、古い伝統の美しさを十分に意識して、それを意図的に残そうとしているようです。

煉瓦で組み上げられた町並みは、大変律儀な彼らの拘りを感じる部分です。緻密なレゴブロックも、文化と伝統に根ざしていると、コペンハーゲンの街を歩きながら、気付いたのです。

9/16 (Thu)

実に健康的な生活(2004-09-16)

バイキングの朝食

デンマーク的な朝食

会議場の朝焼け

向こう岸から上る朝日

出張でホテル暮らしをすると、私は大抵頭痛に悩まされるのです。

ホテル暮らしに慣れないせいです。こども達に煩わされながらも、自宅が一番くつろげます。生活のリズムをつかむのに時間が掛かります。

今回の出張で、時差はマイナス7時間。夜中に目が覚めることになります。普段、夜更かしは得意ですが、早起きは滅多にないことです。さあどうしよう。とりあえずはベッドでまどろむわけですが、それでもまた、明け方に目覚めます。眠れないものは仕方がない。時間を有効に使うことにします。朝方は、カメラを持って散歩することにしました。健康的な生活です。

コペンハーゲンでは、町中を歩き回り、宮殿から運河沿いを歩いて、人魚姫の像へ。そのあと、市の中心部をぐるりと回ってホテルへ。街ゆく人々は、コートを着て自転車に乗っています。市民の多くは、通勤に自転車を使うようです。朝早くから多くの自転車が一方向に向かっていました。ホテルに戻る頃は、日もかなり高くなっていて、バスで市の中心部に向かう人の波が出来ていました。

帰り着いた頃に、ちょうどおなかが空き、朝ご飯。本格的なバイキング、なんでしょうか。良くわかりませんが、何種類かのおいしそうなパンや、フルーツ、ハム、ジュース、コーヒーに加えて、ムニエルのようなニシン料理が何種類か。デンマーク滞在中は、朝食が毎日楽しみでした。

会議場の方は、びっくりするほどの田舎。向こう岸から朝日が昇ります。美しいのですが、他に見るものがありません。三日目には飽きてしまいました。

9/17 (Fri)

風景の写真(2004-09-17)

パリの町並み

パリの町並み。広角レンズで

コペンハーゲンの街角

こちらはコペンハーゲン、標準レンズ

コペンハーゲンの街角

被写体に寄って撮る。コペンハーゲン

カメラを構える旅行者を、よく見かけましたが、大抵はデジタルカメラを持っていました。

今回の旅行に、デジタルカメラと、一眼レフ、両方を持っていきました。どちらもカメラですが、私にとって、デジカメは記録する道具、一眼レフは写真を撮る道具です。デジカメの「画像データ」を、「写真」と呼ぶことに、未だに幾分の躊躇があります。未だかつて、デジカメの「写真」を一度も印画紙に焼き付けたことがありません。全てはパソコンの中です。

ですから、写真を撮りたい、と云う希望がある以上、一眼レフを持っていったのは必然なのです。私が今ひとつ、デジカメを信用していないこともあります。最新のものは随分よくなっているのでしょうが、私のデジカメ(もう3年ほど前に手に入れたもの)は、今ひとつ思い通りになりません。しかし、一眼レフは嵩張ります。私の所有する中で最も小さい、50ミリのマクロレンズと、20-35ミリの広角ズームを選びましたが、それでも装備重量は2キロを超えていたと思います。

広角ズームは、広い範囲を写すことが出来ますが、遠近感が誇張され、画面の周囲が歪みます。それがまた面白い効果を生むこともありますが。比較的手ぶれに強いということが云えます。一方、広い範囲が写りますので、無理にいろいろなものをフレームに入れてしまう傾向があります。散漫な写真になりやすいのです。

50ミリマクロの方は、20センチくらいまで近寄って、大写しにすることも出来ますが、いわゆる標準レンズとして使うのが、今回の目的。目に見える景色をおおむねそのままの雰囲気で伝えます。

考えてみると、今まで随分と写真を撮っていますが、純粋に景色を撮ると云う経験がありません。こども達を写したり、いろいろな「もの」を写しましたが、風景を写していません。例えば、お城の写真は、一見すると風景のように思いますが、あくまで、お城というものを写しています。撮った写真が出来上がってきて、それらを眺めて思ったのです。風景の写真は、「もの」を希薄に扱って、その場の雰囲気を写すものだと。

そうやって考えると、広角レンズで風景を写すのは実に難しい。思うに、広角レンズを使うときは、被写体に近寄らなくてはなりません。このレンズは、ごく近から、遠くまで、広い範囲に焦点が合いやすいのです。そして、近くに寄っても相当広い範囲を写すことが出来ます。寄らなくては、とは思うのですが、いざ、景色を前にすると、全てをフレームに収めようとして、じりじりと後ずさりしてしまう。貧乏くさい写真のできあがりです。

標準レンズは、おおむね見たとおりに写りますので、カメラを向ける好奇心と、シャッターを切る勇気が必要です。

随分沢山撮りましたが、景色の写真と言えるものは、ごく僅かでした。ほとんどは、建物の写真や、海や空の、要するに、「もの」を写した写真になっていました。

9/18 (Sat)

街角(2004-09-18)

デンマークの郵便ポスト

駅の入り口に備えられたポスト

花屋のバラ

街角の花屋で

知らない街角を歩き回るのは楽しい。それ外国であればなおさらのこと。

初めてのヨーロッパ滞在中に、私は本当に良く歩きました。実は、新調した靴が足に合わず、随分と痛い思いをしたのですが。とにかく、朝早く目が覚めましたので、ショルダーバッグにカメラ一式を入れて、石畳の道を歩いたのです。

明け方のコペンハーゲンは本当に寒かった。多くの市民が颯爽と自転車に乗っていました。私は宮殿の前を通り、運河の脇を抜け、近衛兵が警備する広場を通って、ノルウェーに向かうフェリー埠頭を眺めて、公園を歩いて有名な人魚姫の像まで歩きました。公園では、犬を散歩させる人や、ジョギングを楽しむ人が目に付きました。人魚姫像は、広い運河の中にぽつんと建っています。大型バスの駐車場があるところを見ると、日中は観光客で溢れるのかも知れません。私が見たのは、孤独な人魚の姿でした。

城跡を通って、帰り道はコペンハーゲンの中心部を歩きました。学校に向かうこども達や、職場に急ぐ人々が気ぜわしく行き交う所は、異国も変わりません。暢気に立ち止まり、写真を撮る来訪者が居るところが、私の日常と違うところでしょう。

到着してすぐに、家族に葉書を書き、それを投函するために郵便局を探しました。郵便局は11時に開くと云うことで、ホテルで朝食を済ませてから、さらに市内を歩き回りました。コペンハーゲンの街を三周くらいした気分です。郵便局は、ラッパのマークです。ポストは日本のものと色も含めてよく似ています。ホテルに戻る前に、広場のカフェに立ち寄り、舗道に並んだテーブルでコーヒーを一杯。そうこうしているうちに、通り雨。

カフェの隣で、花屋が屋台を出していました。バラの束を一枚写真に収めました。数日後、土曜日に同じ所を通ると、花屋は大繁盛していました。土曜日は、早い時間に店が閉まります。通りのあちこちに人垣があり、その中心には大道芸人が思い思いのパフォーマンスを見せていました。

翌日訪れたパリでは、地下鉄の車内でヴァイオリンを演奏している人が居て、少々驚かされました。

9/19 (Sun)

9/20 (Mon)

パリの24時間(2004-09-20)

ピカソ美術館の様子

じっくり見ることができました

ピカソの絵の前に立つ自分

気に入った絵の前に立つ自分の写真

途中、トラブルで時間を費やしたものの、トランジットのパリで出発までの24時間を過ごしました。

コペンハーゲン空港で、パリ往きに乗り遅れ、2時間遅れでパリ着。日が暮れてから、シャンゼリゼ大通り、凱旋門を眺め、コンコルド広場、オペラ座と歩き回り、ぐったり。翌日は、朝からピカソ美術館へ。オペラ座の近くのホテルに荷物を預け、歩いて共和国広場を抜けて、ピカソ美術館にたどり着きました。

ピカソが亡くなったときに、遺族が作品の何分の一かを相続税として物納し、それを元に美術館を作ったのだそうです。美術書などでおなじみの作品が多数収められているはずです。美術館は古いホテルを改装したもので、それほど大きな建物ではありません。開館時間の10分ほど前にたどり着き、門の前で待ちました。同じように開館を待つ旅行者が何人かたむろしていました。

ようやく中に入り、天才の息吹を堪能しました。ここは、写真撮影も許可されており、フラッシュも自由に使うことができるといわれましたが、さすがにそれは遠慮しました。開館直後は鑑賞に訪れる人も少なく、気に入った作品の前で、鼻をつき合わせて筆遣いまでじっくり眺めることができました。ひまそうな係員に頼んで、一枚写真を撮ってもらい、お気に入りのひとこまになりました。今回の旅行中、自分の写った写真は数えるほどです。

ピカソ美術館を出て、まだ時間がありましたので、オルセー美術館に向かったのですが、残念ながら月曜日は休館。やむを得ず、セーヌ川向かいのルーブルへ足を延ばしました。その大きさに恐れ入り、目標を決めて、一気に歩くことにしました。モナリザを見て、ファラオ時代のエジプトに関する展示を見て、ギリシャ彫刻を見たところでタイムアウトというか、もう歩きたくない気分になりました。

評価は色々あるのでしょう。レオナルドの作品を見られることの幸せを感じ、砂漠から掘り出されたおびただしい出土品の数々が並ぶ様を見て、かなり複雑な心境になりました。それにしても、天井にちりばめられた装飾に、絶対王政の権力と庶民の苦しみのようなものををしみじみ。

疲れ切った体にむち打ち、ホテルに戻って荷物を受け取り、北駅からシャルルドゴール空港に向かったのですが、左に行くはずの列車がまっすぐ通り過ぎた。あら、これは拙い。間違っている、と気つき、慌てて次の駅で降りると、ホーム上には同じトラブルに陥った旅行者が私を含めて三組。なんだか心強く思った反面、誰一人、空港へ向かう正しい経路を分かっていない。

疲れ切っていたために、早めに空港に向かったお陰で、無事に関西空港行きの便に間に合ったというオチでした。

9/21 (Tue)

9/22 (Wed)

9/23 (Thu)

9/25 (Sat)

9/26 (Sun)

9/27 (Mon)

9/28 (Tue)

大きくなったなぁ(2004-09-28)

釣りを楽しむエリポン

エリポン初めて魚を釣り上げる

釣れなくなってから

アジを傍らにスケッチ

週末、息子の4歳の誕生日を祝いました。

あっという間、と云うほどではありませんが、もう4歳。おしめも取れて、お絵かきも始めて、お友達とも遊んで、お姉ちゃん達を追いかけ回して、嫌がられて。カアサンのことが大好きで、トウサンのことはそれほど好きではないらしいです。大きくなったなぁ、は、ほとんど口癖になっています。

先日、幼稚園の祖父母参観の噂を、父兄の方から伺いましたが、入園式で駆け回っていた子が、今回もうろちょろしていたとのこと。姉たちに揉まれて、幼稚園でも大立ち回りをしているのかも知れません。十分にエネルギーを発散して、晩ご飯、お風呂が終わった頃には、大抵うつらうつらとしています。

誕生日に、プレゼントの希望を聞いたら、プラレールの201系電車が欲しいと云うので、土曜日にハーバーランドへ出かけて買ってきました。201系電車は、青い車体がJR神戸線の各駅停車に使われています。タンタンにとっては、日頃踏切で眺めるおなじみというわけです。残念ながら、青い車体は見つからず、環状線のオレンジ色になりましたが、本人は満足しています。

誕生日の行事はもう一つ。昨年は、新幹線に乗って京都まで電車の旅でした。今年は、魚釣りに行くことになりました。どうも、タンタンの希望と言うより、姉たちが言い出したような気がします。去年、ヨウカラの誕生日に出かけた、平磯の海釣り公園に行きました。去年は、エリポンとタンタンは留守番でしたが、釣り場としてはかなり安全なところですので、今回は家族全員で出かけました。朝早い時間帯に体長15センチほどのアジが掛かりました。釣れる釣りほど面白いものはありません。タンタンはまだ上手に竿を扱えませんが、お姉ちゃん達は夢中になりました。しかし、釣れる時間帯は早朝で、日が高くなってくるとさっぱり釣れなくなりました。釣れない釣りほど詰まらないものはありません。ヨウカラは、持参したスケッチブックを持ち出して、アジのスケッチを始めました。

来月、ヨウカラの誕生日も、釣りに行きたいと言っています。お姉ちゃん達は、タンタンの誕生日を満喫しました。トウサンも結構好きなので、マァマァ満足です。晩ご飯のおかずにもなりますので、カアサンもまんざらではありません。なぜか、タンタンが写った写真がありませんでした。みんな夢中になっっていたと云うことです。

9/29 (Wed)

9/30 (Thu)