今年もよろしく
帰り道、門戸厄神駅
新年を迎えました。2004年はともかく、平成も既に16年と云うことに驚かされたり。
喪中と云うことで、のんびりとした年末を過ごしました。喪中と初詣の整合性については余り考えていません。
元旦は、恒例に従い、初詣へ。穏やかに晴れた暖かな一日でした。
例年は、西宮えびす神社に行っていましたが、今年はいつもと違う神社に行きたいというカアサンのリクエストで、色々考えました。コミュニティ誌の初詣情報など見て、我が家は大阪、京都、神戸、いずれも日帰り圏内で、カアサンは京都にいってみたいと思っていたようですが、人混みのことなど考えて、地元西宮の門戸厄神に行くことにしました。私も、カアサンも初めてです。我が家からは、阪急夙川駅まで歩いて15分ほど、電車で二駅。西宮北口で神戸線から宝塚線に乗り換えです。お昼ご飯を済ませてから出かけました。
夙川にたたずむ鷺を眺めつつ、夙川駅から阪急電車に乗り、次の駅、西宮北口で乗り換え。宝塚線の電車に乗る直前に、カアサンが、さっきまで持っていたカバンを置き忘れていることに気がつきました。夙川駅か、神戸線の電車の中に違いありません。
初詣客で混み合う宝塚線電車の中で対策を協議していると、タンタンが進行方向の車両に向かって電車の中を歩き始めました。あわてて追いかけ、いよいよ電車が出発という段になって、エリポンが居ないことに気がつきました。電車に乗ったかどうかも定かではありません。あわてて、前の車両に戻ってみましたが、見あたりません。やむを得ず、トウサンは電車を降り、西宮北口駅でエリポンを探すことにしました。残りのメンバーを乗せて、電車は出発。やれやれ。
混み合った駅の構内を探し回りましたがエリポンには会えず。案内所にもそれらしい迷子は居ないようです。降りる駅は次の駅で、余り時間が無いのですが、お姉ちゃんたちがエリポンを探し回り、不安そうな顔で立っているエリポンをヨウカラが見つけて、全員が無事に門戸厄神駅で降りることが出来ました。下手をすると、宝塚駅まで行ってしまうわけで、新年早々危機一髪でありました。トウサンは、暫く西宮北口駅で、みんなが戻ってくるのを待っていましたが。門戸厄神駅でみんなが待っていると判断して、電車に乗り直し、ホームで無事に落ち合うことが出来ました。
門戸厄神まで、混み合った狭い参道を上っていき、ドングリ飴を一人5つずつ買ってからお参り。トウサンが財布を持っていて良かったです。カアサンのカバンは、届けられていれば梅田駅に届くはずです。幸いなことに、現金は電車代とドングリ飴代程度。免許証などは全て家に置いてあったということ。眼鏡がいっしょに行方不明になったことが問題です。新年早々、トラブルに見舞われた訳ですが、結果的にかなり幸運であったと思います。カバンと眼鏡が出てくればいうこと無しですが、どうなることやら。
結構な上り坂です
このてっぺん(6階)まで上りました
2004年の新年は、大変穏やかな天候に恵まれました。
今年のお正月は日程の都合もあって、仕事もせず、家族とのんびりと過ごしました。幸いなことに、調子が悪くなる人も居ませんでした。
子どもたちの冬休みは、もう少し続きますが、トウサンの正月休みは今日で終わり。休みの最後の日をどうしたいか?子どもたちの意見は様々。スケートに行きたいナミンチ、科学館に行きたいヨウカラ。出来るだけのんびりしたいトウサン。
姫路城はどうかしら?と云う提案に、カアサンが賛同。子どもたちも良くわからないけれども乗り気になり、実行に移すことになりました。国宝、世界遺産に登録されている、本物のお城です。昨年の新型肺炎騒動の時に、天守閣の階段を拭き掃除しているニュースが流れていたところを見ると、お城の中にはいることが出来るようです。姫路市のホームページに依ると、姫路城は正月中も公開されていると云うことで、車で出かけることにしました。
ナミンチはデジカメを片手に、取材するつもり。今回の写真はナミンチの撮影です。ヨウカラはメモ帳に色々と書き込んでいます。エリポンはお姫様に興味があるようです。タンタンは広い場所を見つけると、一人勝手に歩いていってしまいます。
まずはお城の周りを散策。これは、タンタンがそっちの方にずんずんと進んでいったために、そうなってしまったのですが、なかなか楽しい散策コースです。そのあと、大手門で料金を払って城内に入りましたが、色々なところに、実際に足を踏み入れることが出来ます。とくに、天守閣などは、世が世なら、お殿様とごく一部の重臣、つまり選ばれた人しか入れないところと思いますが、今や数百円払うと、誰でも上ることが出来る、というのは実に画期的なことです。国宝、世界遺産としての価値は掛け値なしのものですので、一般公開とその維持管理に費やされる努力には心より敬意を表したいと思います。
子どもたちの目に、どのように映ったか分かりませんが、素晴らしい経験でした。一見の価値あり。先人の偉大さと、歴史の重みを満喫するには、修学旅行などの団体ツアーを離れて、のんびりと散策する方が良いのではないかと思います。
逃げようとするタンタンをナミンチがガード
三脚を使うと、この通り
マクロレンズを使っていると、三脚のありがたさをひしひしと感じます。三脚を使った一コマは手持ちの百コマに勝る。
家族の写真でも、三脚は重要な意味を持ちます。最近、写真を撮るペースが落ちていました。デジカメを使うようになったことも、その理由のひとつですが、それだけではありません。子どもたちの成長、とくにタンタンが自己主張を始めて、なかなか一所にジッとしてくれません。カメラを構えると、寧ろ喜々として逃げ回ろうとします。カメラを構える側も、半ば諦め気味です。号令をかけて、子どもたちを集めて、カメラを構え、全員をこちらに向かせようとする刹那、もう既にタンタンの興味は別の方向に向いています。どうあがいても、四人揃った写真は絶望的なのです。
その根本的な解決策が、三脚です。三脚を構えてセルフタイマーを使うと、不思議とタンタンは逃げません。大人二人が間に入りコントロールすることも有効ですが、寧ろ、誰も居ないのに写真が写る不思議な状況をタンタンが理解できずにいるのだろうと思います。
先日、小さめの三脚を買いました。少々荷物は増えますが、これからは持ち歩いて、十分に活用してゆくつもりです。
息子はどこにいるのでしょうか?
ナミンチと二人の珍しい写真
夫婦の間で、役割分担というのがあります。
お出かけするときは、カアサンがバッグを持ち、原則的に、トウサンがタンタンを抱っこし、電車の切符を買うのはカアサン。写真を撮るのはトウサン。
たまに、役割を逆にすると、子どもたちは大いに喜びます。例えば、晩ご飯をトウサンが作ると、子どもたちは大喜びです。大抵、風呂にはいるのはトウサンといっしょですが、カアサンとはいる方が子どもたちにとっては嬉しいらしい。
たまには子どもたちと写真を撮ってあげる。と、カアサンが提案して、撮った写真を二枚。カアサンはなかなか絵心があると思う。子どもの頃、余り興味を持たなかったらしいのだけれど、親になって、写真を撮ったり、子どもたちに絵を描いたりするのを見ているとそう思う。子どもたちも、たまにトウサンと並ぶのが嬉しいのかもしれません。二枚目、ナミンチも何年かぶりでトウサンと二人で並んで、ちょっと緊張、でも嬉しそう。良い表情です。
シチュエーションを変化させるというのは、色々な意味で新しい刺激をもたらします。大げさだけれども、マンネリの打破はまず親が率先すると、思わぬ発見に結びつくのです。
楽しいひととき
左がオス、右がメスです
パンをねらうユリカモメ
夙川公園を歩いて、図書館へ。
4人分の図書利用カード、一枚につき6冊、2週間借りることが出来ます。2週間に一度、24冊の本を持って、図書館まで往復。子どもたちと一緒に夙川沿いを歩いて、15分ほどの距離です。
きょうは、先日借りた本の返却予定日。朝食の残り、古いトーストの残骸が入った袋を持って出かけます。24冊の本といえば、かなりの重さになりますので、手提げ袋に本を収めて、自転車の前カゴに置いて出かけました。
オアシスロードから、夙川をのぞき込むと、カモが悠々と泳いでいました。早速、川べりに降りて、パンをちぎって投げてやりました。30羽ほどのオナガガモが寄ってきます。みんな、まるまると太って、居心地がよいのでしょう。
群れの中に、乱暴者が一羽いました。オスのカモですが、他の仲間がパンを手に入れるのが許せないのか、エサにありついた同僚に飛びかかって、羽に食らいつきます。あわてなくても、エサは沢山あるのに。彼が必死になるほど、子どもたちはその乱暴者を避けて、エサを投げるようになります。なんだか愚かなお山の大将、というか、小川の大将というか。
トウサンのアドバイス、「まず、そのカモにエサをやって、満足させた隙に、他のカモにもパンを投げてやったらいい。」
何度もカモにエサをやりましたが、こんな乱暴者は初めてです。
そのうちに、ハトも集まってきて、さらに、ユリカモメもやってきました。長閑な小春日和のお楽しみ。雀もおこぼれに預かっています。そういえば夙川の雀はみんなまるまると太っています。
トウサンの写真を撮っています
通り過ぎる人々と、ボールのオブジェ
年末に買い物に出かけて、たまたま見かけた肩掛けのカバンを買いました。
最近、お出かけするときに、必ずそのバッグを持って行きます。以前は、ウエストバッグにカメラなどを一式、入れて歩いていましたが、余り便利とは云えませんでした。新しいバッグは、三脚とカメラ、デジカメを入れて持って歩くのにちょうど良い大きさです。
先日、ハーバーランドに、誕生プレゼントを買いに行ったときも、新しいカバンに一式を入れて持っていきました。ハーバーランドは大きなアーケードの中にあります。素通しの屋根とは云え、少々暗いのです。三脚が役に立ちます。
カアサンの買い物を待っている間、子どもたちは例によって、ボールのオブジェを眺めていました。トウサンは、その姿を写真に撮ろうとデジカメを三脚載せました。DiMAGE F-100はマニュアル撮影が簡単に出来ますので、試しに、絞り優先で、シャッター速度を遅くして、ナミンチとタンタンの後ろ姿を撮ってみました。通り過ぎる人々の姿がぶれて、ちょっと変わった雰囲気の写真が撮れました。この頃、タンタンはナミンチにべったり。二人はとても仲良しなのです。
ちょっと退屈したヨウカラが、デジカメを貸してくれ、と寄ってきたところを、一眼レフで撮影。ヨウカラが撮ったトウサンの写真は、ここでは公開しませんが、なかなか良く取れていました。
北風に吹かれて、選手を待ちました
白熱した2位争い
この冬初めて、小児科に行きました。
週末、注目のレース、大阪国際女子マラソンを長居競技場に観戦に行く計画。世界最強の日本女子マラソンチーム。その強豪たちが揃って出場するとあって、これは見逃せません。入場無料というのも魅力的。
ついでに、長居公園内にある、大阪自然史博物館で「木とのふれあいワールド」という催しを見てこようという企画。どっちが主かと云われると、答えに窮しますが、とにかく行くつもりで居たら、金曜の晩からヨウカラが発熱。土曜日に小児科に連れて行ったら、どうやら風邪から来る腸炎。日曜日には治まり、熱も下がったのですが、無理はさせられないということで、カアサンがヨウカラと留守番して、トウサンが残り三人を連れて、日曜日午前中から出かけました。これは実はナミンチの誕生日のプレゼントの一部でもあるわけです。
途中、阪神デパートの地下で、551の豚まんなどを食べていたら、長居公園着が12時ちょっと過ぎ。人の流れについて行くと、ちょうどマラソンランナーたちが公園を後にするところと出会いました。がんばれー。
自然史博物館はなかなか楽しいところ。今度ゆっくり時間を取ってまた行きたいと思います。トウサンとナミンチは、マラソンが気になり、エリポンとタンタンはもっと遊びたかったらしい。特に、タンタンを博物館から連れ出すのには少々苦労しました。
競技場に入ったら、既にスタンドはかなり席が埋まっていました。オーロラビジョンにレースが映されています。ちょうど30キロ付近。あと20分くらいで、先頭の選手がもどってくるはずです。なんと、ピンクのユニフォームが後続を引き離し始めています。坂本さんです。競技場までもつれる展開を予想していたのですが、そうはなりませんでした。
それから、20分間、スタンドで北風に吹かれて待ちました。寒かった。しかし、先頭の坂本選手がゲートを通って入ってきた時の盛り上がりはすごかった。気が付くと正面スタンドは満員にふくれあがっていました。ぶっちぎり。すごい、すごい、間違いなく図抜けた実力。日本一を証明しました。と、云うことは、世界一かもしれない。見事なレースでした。本当の争いは、その後ろ。千葉選手と大南選手の間で繰り広げられていました。千葉選手が逃げ切り2位。4年前、大阪で見事なレースを走りながら、代表を逃した広山選手も、孤独なレースを戦い抜き、5位まで順位を上げてゴール。一段と高い歓声で、スタジアムに迎えられました。
優勝した坂本選手は、西宮出身。校長先生が、ずっと昔の先輩にあたる、と、朝礼で聞かされたと、ナミンチが嬉しそうに言っていました。タンタンマークに忙殺され、余りちゃんとした写真が撮れませんでしたが、見る価値のあるレースを目撃することが出来ました。
三つのサークルがモチーフ
上のパターンを2階建てに
おもちゃやでよく見かける情景です。唸っているおとうさん。妻や子供を気にかけつつ、しかし、結果的にほったらかし。
子供にプレゼントするつもりで、プラレールの部品を選んでいるおとうさんが陥りやすい罠です。あきれたおかあさんが言い捨てます。「あんたが欲しいだけちゃうん?」
必ずしも、そういうわけでもないつもりなのですが、他人事というわけでもありません。ナミンチが3歳の頃、初めて手に入れたプラレール。買い足したり、卒業したお友達に頂いたりして、今ではおもちゃ箱三つ分になっています。タンタンが宝物と思っているかどうか分かりませんが、電車好きの彼のこと、毎日引っ張り出して遊んでいます。トウサンが家にいると、「プラエールちゅくおう」と、せがみます。
プラレールはかなり場所を取るおもちゃです。毎日掃除機をかけるカアサンとしては、掃除をしてから広げて欲しい訳です。時間があるときは、夜寝る前に作っておきます。お目覚めしたタンタンへのプレゼントのつもり。作っているうちに、アイディアが沸いてきます。
で、朝出かける前に大急ぎでひとつ作りました。今まで無かったパターンです。おむすび型にして、八の字レールを二組組み合わせて、三つのループの組み合わせをモチーフにしたのです。時間がなかったのでシンプルですが、トウサンとしては自信作だったのです。
晩ご飯に帰ってきて、尋ねると、カアサンが云うには、タンタンは余り気に入らなかったらしく、ほとんど見向きもしなかったとのこと。立体交差や複線レールが最近のタンタンのお気に入り。うーん、残念、おまえにはシンプルなレールパターンの良さが分からんのか。と、嘆いても仕方がない。名誉挽回と、風呂上がり、また仕事に出かける前に、改造を開始しました。
外周を複線にして、三つの円形レールの真ん中のループを2階建てにして、自動切り替えのポイントレールを組み合わせて、、、最初のモチーフをそのまま残したのは、トウサンの意地みたいなものです。2階建て部分のレイアウトに、幾分の無理があるものの、今度はタンタン大喜び。喜んで遊びだしたのを見届けて、職場に向かいました。
なかなか楽しく、挑戦のしがいがあるおもちゃです。