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ホームページのアップロードに挑戦

ホームページのアップロードを試してみませんか。マイPCのホームページが意外と簡単にアップロードできます。
  1. その1 MS−DOSのFTPコマンドを使う
  2. その2 MS−DOSのバッチファイルを作る
  3. その3 フリーのファイル転送ソフトを利用する
  4. その4 フリーのシェル拡張ライブラリで転送する
  5. その5 エクスプローラーのFTP機能を使う 推薦
  6. その6 サーバをドライヴにする(シェアウェア) 超推薦

その1 MS−DOSのFTPコマンドを使う

いざというときに役立つMS−DOS 執筆:速星 千里 第82号(2006.07.31)FTPコマンド より引用させて頂きました。

 FTP(File Transfer Protocol)とは、インターネット上やLAN上でファイルを転送するときによく用いられるプロトコル(※)です。サーバと手元のパソコンとの間でファイルのやりとりを行う場合には、通常、専用のFTPソフト(※)やInternet Explorerがよく使われます。これらのソフトには、サーバ上にあるフォルダやファイルを、手元のパソコンにあるファイルと同じように、GUIで手軽に扱えるという利点があります。
 一方、コマンドプロンプトから実行するFTPコマンドは、テキストベースなので操作に若干の慣れが必要となりますが、高機能な専用ソフトとは異なり、非力なPC上でも軽快に動作します。また、キーボードのみで操作するため、作業の自動化も簡単です。
毎日決まったパターンのファイルをサーバにアップロードする場合などは、FTPコマンドと、バッチファイルやVBScript、タスクスケジューラなどとを組み合わせれば、非常に強力なファイル自動生成・アップロード機能が実現できるはずです。
(※)用語解説
・プロトコル
    通信を行う際の約束事。通信手順、通信規約などと訳される。http://e-words.jp/w/E38397E383ADE38388E382B3E383AB.html
・専用のFTPソフト
    FTPクライアントも呼ばれる。私のおすすめは「FFFTP」。http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/ffftp.html

● 目標 世界最速のWebブラウザ「Opera」のFTPサイトに接続し、最新版のインストーラをダウンロードすることを目標にして、解説を進めます。
Webサイト → http://www.jp.opera.com/
FTPサイト → ftp://ftp.opera.com/
かなり高度な目標ですが、以下の手順の通りに進めれば、絶対にうまくいくはずです。いい練習になりますので、皆さんも実際に手を動かしてみて下さい。
● 接続 サーバ名をオプションに指定してFTPコマンドを起動すると、サーバに接続することができます。
FTP サーバ名
従って、ウェブブラウザ「Opera」のFTPサイトに接続したい場合、DOS窓で次のように入力することになります。
FTP ftp.opera.com

 サーバに接続すると、ユーザ名とパスワードを要求されます。今回の場合、匿名(anonymous)で接続しますので、ユーザ名は「anonymous」です。
Connected to get1.opera.com.
220 (vsFTPd 2.0.3)
User (get1.opera.com:(none)): anonymous

  匿名接続の場合、パスワードは何を入力しても一応ログインできますが、自分のメールアドレスをパスワード代わりに打ち込むのが慣習になっています。(パスワードは、入力しても画面上には表示されません)
331 Please specify the password.
Password:

 ログインに成功すると、次のようなメッセージが表示されます。
230 Login successful.

 ユーザ名を打ち間違った場合は、いったん「quit」でFTPコマンドを終了し、始めからやり直すのが手っ取り早いでしょう。なお、今回のように匿名で接続する場合、FTPコマンドを起動する際にオプション「-A」を指定する、という方法もあります。このときの「-A」は、英大文字で、サーバ名より前に記述する必要があります。
FTP -A ftp.opera.com

 この場合、自動的にログイン処理が行われますので、ユーザ名やパスワードを手入力する必要がなくなります。実行時の表示は以下のようになります。
Connected to get1.opera.com.
220 (vsFTPd 2.0.3)
331 Please specify the password.
230 Login successful.
Anonymous login succeeded for ****@****
ftp>


● ダウンロード

 接続が完了したら、いよいよファイルのダウンロードです。 ファイルを転送(ダウンロードorアップロード)する前には必ず、転送モードを設定する必要があります。 転送モードにはテキストファイル(※)用の「ascii」とバイナリファイル(※)用の「binary」がありますが、今回ダウンロードするファイルはバイナリファイルですので、「binary」と入力して下さい。
ftp> binary
200 Switching to Binary mode.

 「get ファイル名」と打ち込むと、ファイルをダウンロードできます。なお、今回ダウンロードするファイルは、ファイル名の途中に半角スペースを含んでいますので、パス名・ファイル名の全体をダブルクォーテーションで囲う必要があります。
ftp> get "pub/opera/win/900/int/Opera 9 International Setup.exe"

 正しく入力すれば、以下のように表示され、ファイルのダウンロードが始まります。
200 PORT command successful. Consider using PASV.
150 Opening BINARY mode data connection for pub/opera/win/900/int/Opera 9 International Setup.exe (6436200 bytes).

 Webブラウザでダウンロードする場合、普通はダウンロードの進捗状況が表示されますね。でもFTPコマンドの場合、ダウンロードしている間、画面は一切変化しません。どうしても不安になってしまいますが、気長に待って下さい。 正常にダウンロードが終了すると、次のように表示されます。
226 File send OK.
ftp: 6436200 bytes received in 34.31Seconds 187.58Kbytes/sec.

 なお、今回は使いませんが、ファイルをアップロードする場合には、転送モード設定後、「put ファイル名」と打ち込めばOKです。

(※)用語解説
・テキストファイル
  文字データだけからなるファイル。つまり、テキストエディタで正常に読むことができるファイルのこと。
  http://e-words.jp/w/E38386E382ADE382B9E38388E38395E382A1E382A4E383AB.html
・バイナリファイル
  テキストファイル以外のファイル。つまり、テキストエディタでは正常に読めないファイルのこと。
  http://e-words.jp/w/E38390E382A4E3838AE383AAE38395E382A1E382A4E383AB.html

● 切断 サーバとの接続を解除し、FTPコマンドを終了するには、「quit」と入力します。
ftp> quit
221 Goodbye.

● 自動処理  転送するファイルがあらかじめ分かっているなら、ここまでの作業で手入力した内容を書き連ねたテキストファイルを準備しておくことで、FTPコマンドを自動的に実行させることができます。
 では、今回のダウンロード作業で、FTPコマンド中で入力した内容を寄せ集めてみましょう。
anonymous
(パスワード)
binary
get "pub/opera/win/900/int/Opera 9 International Setup.exe"
quit

 ここまで、ずいぶんとややこしい作業をした気がしますが、実は、たった5回入力しただけなのですね。(正確には、FTPコマンド起動を含めて、6回入力しています)そして、作業を自動化するときに必要な情報は、この、寄せ集めた5行だけです。では、テキストエディタで上の5行だけを書いて、適当なファイル名で保存して下さい。ここでは、そのファイルが「E:\ftpcommand.txt」だとして説明を続けます。
FTPコマンドで入力を自動化するときは、オプション「-s:ファイル名」を使います。今回の場合でいえば、次のようになります。
FTP -s:E:\ftpcommand.txt ftp.opera.com

 すると、FTPコマンドが「E:\ftpcommand.txt」に記述した内容に従って自動実行されます。
Connected to get1.opera.com.
220 (vsFTPd 2.0.3)
User (get1.opera.com:(none)):
331 Please specify the password.

230 Login successful.
ftp> binary
200 Switching to Binary mode.
ftp> get "pub/opera/win/900/int/Opera 9 International Setup.exe"
200 PORT command successful. Consider using PASV.
150 Opening BINARY mode data connection for pub/opera/win/900/int/Opera 9 International Setup.exe (6436200 bytes).
226 File send OK.
ftp: 6436200 bytes received in 34.72Seconds 185.38Kbytes/sec.
ftp> quit
221 Goodbye.

 起動後何もしなくても勝手に、接続、ダウンロード、そして切断、と進んでいくはずです。アップロードの場合は、始めからアップロードする場所が分かっているので、ダウンロードより簡単です。getコマンドがputコマンドに変わるだけです。

その2 MS−DOSのバッチファイルを作る

 その1の要領で作ったスクリプトです。ここではi:ドライブのstyle.css・main.html・index01.html・noboyanmail.htmlの4ファイルをサーバのルートディレクトリに転送しています。よく更新するファイルは更新するしないにかかわらず、このようにスクリプトに記載しておくのがベターです。実行するには、
ftp -s:e:\count_ftp\lolipop_upload.ftp
と入力します。なお右のようなバッチファイルを作っておけば、一々コマンドを入力しなくて済むので楽です。

[e:\count_ftp\lolipop_upload.ftp]
open ftp346.lolipop.jp
lolipop.jp-tetz
nre9v2
cd /
ascii
put i:/style.css
put i:/main.html
put i:/index01.html
put i:/noboyanmail.html
quit
 
[e:\bat\ul.bat]
echo off
e:
cd \count_ftp
ftp -s:lolipop_upload.ftp
pause >nul

スクリプトで使うftpコマンド

その3 フリーのファイル転送ソフトを利用する

 一般的に利用されている方法です。ホームページ作成ソフトにはファイル転送機能が付属しています。

FFFTP 製作者 Sota サイト
FFFTP Support Page

その4 フリーのシェル拡張ライブラリで転送する

 アップロードするファイルが1つか2つの場合はこの方法が手軽です。

1.アップロードするファイルを右クリックします。
2.[ツール]→[FTPアップロード]をクリックします。

シェル拡張ライブラリのダウンロード

3.接続先を選択し[OK]ボタンをクリックします。
4.新しいフォルダを作成するには[追加]ボタンをクリックします。

その5 エクスプローラーのFTP機能を使う 推薦

InternetExplorerの設定
  1. InternetExplorerを起動します。
  2. メニューバーの 『 ツール(T) 』 から 『 インターネットオプション(O)... 』 を選択します。
  3. 『 インターネットオプション 』 ウィンドウが開きますので、 『 詳細設定 』 タブをクリックします。
  4. 『 FTPサイト用のフォルダビューを使用する 』 にチェックを入れます。
  5. 『 パッシブFTP(ファイアウォールおよびDSLモデム互換用)を使用する 』 にチェックを入れます。
    ただし、この状態でFTPに接続出来ない場合はチェックを外してみてください。
  6. 設定が終わりましたら、 『 インターネットオプション 』 ウィンドウの 『 OK 』 ボタンをクリックします。
FTPの起動
  1. Internet Explorerを起動します。
  2. 『 アドレス(D) 』 欄に、あなたのFTPサーバー名を入力しEnterキーを押します。
  3. 「ftp://あなたのFTPサーバー名」の様に入力します。
    あなたのFTPサーバー名は、アカウント情報メールか、ISPからの 『 設定情報変更 / 確認 』 に記載されています。
  4. 『 ログオン方法 』 ウィンドウが開きますので、あなたの情報を記入します。
    あなたのFTPユーザー名・FTPパスワードは、アカウント情報メールか、ISPからの『 設定情報変更 / 確認 』 に記載されています。
    『 パスワードを保存する 』 という項目はお好みで設定してください。
  5. 入力が終わりましたら、 『 ログオン 』 ボタンをクリックします。
  6. ログインに成功すると、FTPサーバーのファイル一覧が表示されます。ここにファイルをアップロードする事により、ホームページを作る事が出来ます。
ファイルのアップロード
  1. 先ほど開いたFTPウィンドウに、転送したいファイルをドラッグ&ドロップします。
  2. ファイルのその他の操作
      FTPウィンドウ中の対象ファイルを右クリックする事で各操作が可能です。
        ■フォルダへコピー(F) … ファイルをダウンロードします。
        ■削除(D) … ファイルを削除します。
        ■プロパティ(R) … パーミッションを変更出来ます。

eo(イオ)|ユーザーサポート|接続・設定マニュアル|FTPソフト設定方法|Microsoft Internet Explorer


上記の方法をより簡単に行うには Explorerでホームページのアップロード を参照して下さい。

その6 サーバをドライヴにする(シェアウェア) 超推薦

WebDriveは、サーバがドライヴになります。「てっつ」はこのドライヴでホームページを更新しています。アップロードはしていません。

WebDrive は、Windows 上で、WebDAV や FTP、SFTP など複数のサーバーをそれぞれネットワークドライブとして登録し、エクスプローラ上でコピー&ペースト、ドラッグ&ドロップなど、ローカルファイルを移動するような感覚で登録したサーバーとファイルのやりとりができるソフトウェアです。

サーバーがエクスプローラのドライブの一つになりますので、ローカルデータを扱うようにサーバデータが扱える。この素晴らしさをぜひ WebDrive で体験してみてください。試用版は無料です、今すぐ 試用版をダウンロード してお試しください!