そういえば携帯電話でしたね、神戸からの報告


98.1.15

 風邪を引いたのか、吐き気と下痢の症状。
 朝起きて、何となく新聞広告を見ていた。
 携帯電話の通話料金を眺めている。

 我が家には無縁のものであったが、私の母と、女房の母親がともに昨年から携帯電話を持つようになった。それぞれに病人を抱えていたためだが、日々刻々変化する病状に、電話が大変役に立った。我が家でも必要ではないかと家内が言うが、電話ぎらいの私はそんなものいらないと言い続けて、今に至っているのだが、施設にいる親父が発熱し、三日ほど熱が下がらない状態が続いていて、携帯電話というものが必要になっているのかと考えていたところで、10時半から震災を検証するとかいう番組がはじまっていた。長田を見て、温泉のようですと口走ったキャスターが司会をしていた。温泉のようです、というのは「絶句」と同じだと今では思っているのだが、彼を見るたびの「温泉」を思い出してしまう。

 テレビを見たり、新聞を見たり、広告を見たり、またテレビを見たりするうちに、高見祐一(さきがけ)議員が出てきた。東灘区に在住していた彼が携帯電話で東京と連絡を取ろうと試みた話は有名である。武村氏に「容易ならざる事態」と7時に連絡。「えっ」と武村氏、絶句。首相官邸に連絡をとると、秘書官が大蔵省関連施設が無事かどうか調べたのみ。村山首相は、「地震発生を知ったのは7時半、10時にいち早く対処するように指示」とんもこと。県警本部から知事への連絡は地震発生から6時間の間に3度、最初のものは死者は22名という報告。航空幕僚長は偵察機の出動を要請、しかし、航空司令はへりから映像が届いているから、いらないと返事。へりは7時過ぎには飛んでいたが、8ミリビデオの操作ミスなどあり、情報が不十分だった。
 というようなことを、テレビではやっていた。自衛隊の有事出動のことやら、いろいろととりざたされているが、「仮想敵国」が東京湾に姿を見せなければ、自衛隊は動けないのではないかと思ったり、東京湾に姿を見たら「黒船」だと腰を抜かして動けなくなってしまったり、いずれにしても身動きのとれない国の姿を想像してしまう。

 首相の参議院での所信表明、2兆円減税などの効果により、今年度1・9パーセントの経済成長が期待できるとのこと。

 まあ、どこの国の話か知らないけど、よろしいんじゃないのでしょうか。

 携帯電話ってのは、いろんな通話料金が設定されているけど、かける方は、どうなのだろうね。相手がどの契約をしているかで値段が違うのやろか、などと、経済成長の見込めない我が家では悩んでしまうのです。

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