実施したイベントなど 2016


12月17日(土) 兵庫陶芸美術館  去年に引き続き今年も伺いました。
プラネタリウムと天体観望会を計画していました。晴れると、テラスから満天の星空が広がります。
プラネタリウムでは当日見られる星座のほか、望遠鏡で見た金星の満ち欠けの様子、真夜中を過ぎたころに見える「カノープス」をなどをご覧いただきました。
皆さま長生きできますね。ぜひ晴れた日に本物を見てください。プラネタリウムが終わった時にはほぼ晴れていましたが、望遠鏡を準備している間に雲が全天に広がってしまいました。
代わりに星座早見盤工作と望遠鏡のお話、地上の景色を望遠鏡で覗いていただきました。最後に外に出て、ほんの少しの晴れ間からカペラをごらんいただきました。


11月23日(水) 岡山県赤磐市にある仁美小学校で、プラネタリウムを投影しました。
「プラネタリウムで見た星座を、実際の空で確かめよう!」と観望会も計画していただきましたが、残念ながら曇りです。そこで3種類の望遠鏡を覗いて、違いを見ていただきました。そのあとは『銀河鉄道の夜』をお楽しみいただきます。宮沢賢治原作、カガヤスタジオ制作のこの作品は何度見ても胸にこみ上げるものがあります。そして考えさせられます。お父さんやお母さんと一緒に見た子どもたちも、シーンとなっていました。


11月15日(火)
11月14日の満月はは2016年で一番大きく見える満月です。11月14日は曇ってしまいましたので、ほぼ同じ大きさに見える11月15日の満月(少し過ぎています)を撮影して、今年一番小さい4月22日の満月の写真と並べてみました。どちらも同じ望遠鏡(口径10p、焦点距離900o)、同じカメラ(ペンタックスKr)で撮影しています。
模様をよく見ると、場所が少しずれていることも分かります。この動きを月の秤動(ひょうどう)といいます。画面下の方にあるティコクレーターが11月15日の方が縁に近いことがわかりますか。
大きく見える満月をスーパームーンと呼ぶことがありますが、これは天文学用語ではなく、はっきりした定義がありません。したがって次のスーパームーンはいつかという明確な答えはありません。



11月4日(金)
JAXAから感謝状をいただきました。


10月1日(土)、2日(日) 北九州市の若松ボートレース場で、リニューアルオープンの記念行事として投影しました。
今年二度目の九州です。張り切って出かけました。
2日目は整理券が早くに終了してしまい、見られなかったお客様にはたいへん申し訳ございません。
秋の星座やそれにまつわる神話などををお楽しみいただきました。



9月25日(日) 姫路市の「のぞみ野住宅展示場」で投影しました。
インフォメーション館の吹き抜けホールで5mドーム使用です。
今日の一番星は宵の明星、金星です。アップにして、さらに内惑星の金星が満ち欠けする様子をご覧いただきました。
(金星の満ち欠けについて、27年度兵庫県公立高校の入試問題に出題されています。)
プラネタリウムは初めて!という方もいて、大人の方にもおおいに楽しんでいただきました。



学習(?)の秋

9月4日(日) 明石市立天文科学館主催の「八王子隕石の講演会(講師:森融さん)」と隕石の企画展見学に行きました。
1817年、江戸時代に東京の八王子近辺に多くの隕石が落下、多くの記録が残っているのに、現物は京都に、ごく小さなものが一つあるだけだそうです。写真(上)は展示室で、目撃情報や隕石の経路を記入した地図を前に解説する森融さん。

9月5日(月) 東京未来大学で開催された、第20回デジタルプラネタリウムワークショップに参加しました。CGや、実写によるドーム映像の作り方などの講演がありました。CGはソフトやパソコンのパワーなどハードルは高いようですが、実写によるドーム映像の制作は現有の機器でも作成できそうです。

9月6日(火) 来年の8月21日、アメリカ合衆国の広い範囲で皆既日食があります。晴天率が高いワイオミング州、ジャクソンに行く予定です。1年ほど先ですが、一緒に行く予定の皆さんと東京で会合を持ちました。現地集合、現地解散ですが、持っていく機材や前後の日程などを相談しました。レンタカーは会合中にスマートフォンで予約、便利な世の中になったものです。久しぶりに会う皆さんとの会話も弾みました。次に会うのはジャクソンですね。



9月21日(水) 来年2月25日、26日に姫路市の「星の子館」で行われる「星なかまのつどい 天文楽サミット」の打ち合わせに参加しました。




9月22日(木) 「はりま宇宙講座」(星空案内人養成講座) 開講式、講座1「さあ始めよう」、講座2「望遠鏡のしくみ」、に参加しました。写真(下)は受講生全員が望遠鏡を組み立て、初めて覗いた時の様子です。私は12月4日、「星空案内の実際」の講師を務めます。講座終了後、スタッフで打ち合わせを行いました。
教えることは学ぶことで、案内人になり人に教えることで技術を高められます。多くの案内人が養成されて、宇宙に関心を持つ人たちが増えることを希望します。




10月3日(月)、4日(火) 国立天文台主催、「第12回最新の天文学の普及をめざすワークショップ」に参加しました。
テーマは重力波天文学。1919年にアインシュタインにより予言されていた重力波が、アメリカの重力波望遠鏡LIGO(ライゴ)により昨年初めて観測されました。LIGOに先を越されましたが、日本でも重力波望遠鏡KAGRA(カグラ)が試験観測を始めています。理論から予想される重力波の様子、様々な重力波望遠鏡計画、電波や可視光、γ線などで重力波源の観測計画などの講演がありました。4日は試験観測が始まったKAGRAと、梶田さんがノーベル賞受賞のもとになった観測を行ったスーパーカミオカンデを見学しました。
KAGRAは90度離れた2本のダクト(各3km)にレーザー光線を発射して、重力波によって先端にある鏡までの距離が変化する様子を測る装置です。ただ、3kmの長さに対してその変化量は100億分の1m!。写真はトンネル内にまっすぐ設置されたダクトで、内部は真空になっています。


8月17日 
伊丹きららホール(伊丹市立北部学習センター)に去年に引き続き今年も投影にうかがいました。
平日ですが親子のお客様で大賑わいです。4回分の整理券はまたたく間に終了してしまい、見られなか ったお客様には大変申し訳ございませんでした。「図書館脱出ゲーム」、「おばけ屋敷」など大人も参加したくなるアイデアイベントが盛りだくさん。心に残る夏休みの思い出になってくれたことでしょう。


8月13,14,15日 
加古川市の加古川グリーンモールにて投影しました。お盆で帰省中のお客様も含め、大賑わいのショッピングセンターです。惑星のアップはサソリ座の星座絵がぐんぐん迫り、突き抜け、大迫力です。子どもさんの「ワーッ!」という声にモチベーションが上がります。次はどんなふうに驚かそうかな。お楽しみに!



8月11日、12日 
峰山高原ホテルリラクシアでペルセウス座流星群の話と天体観望会を実施しました。
屋外に仮設のスクリーンと45脚の椅子をならべていただきましたが、立ち見もでるほどの大賑わいで、皆さまの関心の強さがうかが えます。
3台の望遠鏡で月、土星、火星などを観察していただきました。
天体観察の後は、友人同士、家族同士で、皆さま寝転んで流星群を観察されていました。
2日とも晴れてよかったです。



8月10日
長岡京市 うぐいす台子ども会で天体観望会を行いました。
住宅街の中の公園ですが、公園の街灯を消していただき、天気にも恵まれてきれいな星空を見ることができました。夏の大三角、今限定のサソリ座の小三角もくっきり見えます。
肉眼で見た後は望遠鏡で、月、土星、火星を楽しんでいただきました。




8月7日
高知県香美市の「図書館まつり」で、香美市の星空案内と宮沢賢治原作、カガヤスタジオ制作の「銀河鉄道の夜」を投影しました。3回の投影はすべて満席でした。
「子ども司書」の児童が大活躍です。高知 工科大学の学生さんも力作の星座早見盤を指導されていました。



8月6日 
岡山県赤磐市の竜天天文台公園の開園25周年の記念行事に呼んでいただきました。
ここは口径40cmの立派な望遠鏡がある公開天文台です。
設営はロビーのシャンデリアを外して高さを確保します。5mドームを使用し1度に35人ほど入っていただきました。




7月31日 
京都府、八幡市立生涯学習センターのホールで行いました。
星座早見盤を作って使い方の説明をします。そのあと、プラネタリウムを投影しました。



7月28日
芦屋市立山手小学校の体育館を会場にして、「山手コミスク」さまの行事で投影しました。
星座早見盤工作とプラネタリウムです。写真は星座早見盤を工作中の様子です。低学年のお子さんも上手に作れていました。



7月24日
淡路市立サンシャインホールで投影しました。りっぱなホールで、冷房もバッチリきかせていただき、快適な環境でのプラネタリウムでした。
お子さんからシニアの方まで幅広い年齢層の方々に見ていただきました。
プラネタリウムは子供向け、と考えられがちですが、むしろ大人の方々のほうが楽しんでいる様子を時々拝見します。たまには仕事を忘れて宇宙に想いを馳せてみるのも、いいのではないでしょうか。


7月23日
RKC高知放送主催の「子育て応援団 すこやか2016」で投影しました。会場は「高知ぢばさんセンター」です。
育児真っ最中の若いご家族とお子さんたちが、大勢見に来てくれました。会場のスタッフも若さいっぱい!
他にも様々なイベントが盛りだくさんで、1日中でも見ていたいくらいです。5回は満席、最後の6回目もほぼ満席で、皆様に楽しんでいただきました。6mドーム正面の絵は太陽ですが、ゴッホ好きの芸術家が描いただけあって情熱的ですね。後ろ側にはクールな銀河の絵が描いてあります。

7月16日〜18日
3日間にわたる広島での「ミネラルマルシェ」(鉱物、隕石、化石などの展示即売会)にて投影しました。2013年、ロシアに落下した「チェリャビンスク隕石」も販売されています。
3日間、毎日通ってくれたお子さんや、「クオリティーの高さに驚いた」と興奮気味にお話してくれた方もいて、反響の大きさに励まされました。ソフトは科学館等でも使用されている、「ステラドーム」を使用しています。「ステラドーム」は、惑星のズームアップや動きの表示、星の軌跡の表示など非常に多機能なソフトで、プロジェクターには高性能なレンズを組み込んでおります。最終回では50人までご入場いただきましたが、ご覧いただけなか ったお客様には大変申し訳ございません。「プラ、ネタリウム」、「安心してください、、、」の箇所では笑っていただきまして、ホッとしました。
広島の皆さま、ありがとうございました。


7月7日 
七夕のゆうべ、神河町のホテルリラクシアにて天体観察を企画していましたが、残念ながら曇りです。
晴れていたらそれこそ満天の、降るような星空です。
そこでモバイルプラネタリウムをご覧いただきました。
終了して外に出たところ、少し雲がとれて織姫星と彦星が観察できました。写真下でサーチライトで指し示しているのは織り姫星(こと座のベガ)です。
元祖「イクメン」の彦星ですが、両側に3等星と4等星(2人の子ども)があって、探すときの手掛かりになりますね。


5月29日 
歴史とロマンの街、長崎県平戸市の南部に位置する津吉(つよし)におじゃましました。歴史ある「津吉茶市(ちゃいち)」でプラネタリウムを投影しました。
今地球に接近している火星についてもご紹介しました。何回も見にきてくれたお子さんもいて、みなさんと一緒に楽しいひとときを過ごしました。
帰りは途中で「佐賀県立宇宙科学館」に寄り道。懐かしい方にもお会いしました。


5月3日、4日、5日 
篠山チルドレンズミュージアムでプラネタリウムを投影しました。毎回満席で、見られなかったお客様には申し訳ございませんでした。また次の機会にお待ちしております。
お客様からは、「楽しかった」、「今夜春の大曲線を探してみます」、「神戸で見かけたときには満席で見られなかったけど、今日は見られて良かった」、など聞かせていただき励みになります。
神戸新聞が取材に来て掲載していただきました。



4月29日  
実践型教育施設「碧河舎(あいこうしゃ)」がオープンしました。旧上小田小学校を利用した施設です。詳しくは碧河舎のHP
http://www.aikousya.jp/ 
をごらんください。
碧河舎で時々プラネタリウムや天体観望会、天文工作などを実施する予定です。ゴールデンウィークの次は5月21日、22日に 「星座早見盤を作って、自分で星座を探してみましょう」を行います。新緑の気持ちのよい季節です。皆さん、遊びにきてください。


4月16日  
西ノ宮ガーデンズでプラネタリウムの投影を行いました。
一般向け「今夜の星空〜デジタルプラネタリウムで星空観察〜」を3回、幼児向「お月さま」と「おほしさま」2回の投影でした。
写真はプラネタリウムのパソコン画面です。ステラドームというソフトを使っています。左半分の丸い部分が空で、ドームに映し出されます。右半分のボタンを押してプログラムを進めたり、星座絵や写真を出したりします。4月9日から21日までの19時30分の月の形と場所の変化を映しています。また水星や木星の移動も分かります。


4月2日  
太陽のプロミネンスなどが見られる、太陽望遠鏡PSTを購入しました。眼視用の望遠鏡なので、普通のカメラアダプターは使用できません。写真撮影については検討中ですが、本日太陽を覗いてみたら大きなプロミネンスが出ていたので、接眼部に一眼レフカメラを手持ちで近づけて撮影してみました。
昼間の天体観望会は、今まで行っていた白色光で太陽黒点を見るほかに、水素原子の出す赤い光(Hα線)でプロミネンスなどを見ていただくことができるようになりました。

3月12日  
昨年12月末から毎週土曜日に、峰山高原ホテルリラクシアで行われていた、天体観望会の最終回です。曇った時にはプラネタリウムをご覧いただき好評でしたが、今日はとてもいい天気に恵まれて本物のすばらし星空を見ていただくことができました。写真上は西の方向で、地平線近くに月齢3の細い月が見えています。写真下は南の方角で冬の主な星座が見えています。おおいぬ座のシリウスに向かってサーチライトの光線が伸びています。夜空の星や天体を指し示すには強力サーチライトを使います。今夜はよく晴れたのでプラネタリウムは使わずに天然のプラネタリウムで星座をみていただきました。


3月5日  
神戸市のハーバーランドセンタービルで行われた「兵庫県立大学のCOCフェスタ」に呼んでいただきました。解説は県立大学の天文部の皆さんが行いました。

夜は兵庫県にもどって、峰山高原のホテルリラクシアで天体観望会。(写真はありません)



2月27日  
寝屋川市のサンハイツ子ども会の行事でプラネタリウムを投影しました。会場は寝屋川市立子木屋小学校の体育館。(写真上)

夜は兵庫県にもどって、峰山高原のホテルリラクシアで天体観望会。開始直前まで曇っていたのですが、急に雲がきれて、きれいな星空を見ることができました。「プラネタリウムも見たい」というリクエストに答えて、プラネタリウムも楽しんでいただきました。プラネタリウムは写真右側の白いドームで映しました。(写真下)

1月30日  (写真は1月30日)
今日の峰山高原は雪。開始時刻には小雪が降っていたため、フロント前で望遠鏡の仕組みや使い方などの説明をした後プラネタリウムを投影しました。ここでのプラネタリウムはエアドームではなく、フレームのあるテントです。写真を良く見るとフレームが分かりますが、暗くなったらあまり目立ちません。ドーム内の気温はマイナス1℃、先週はもっとずっと寒かったので、世界で最も寒いプラネタリウムかもしれません。先週マイナス13.5℃だったそうです。
プラネタリウム投影中に天気の回復を期待していましたが、終わったころには残念ながら本降りになっていました。

1月23日
今日はほぼ満月で、全天薄い雲に覆われていたため、月を観望したあと、プラネタリウムを投影しました。寒いので短時間で終わろうかと思いましたが、みなさん熱心に見ているのでちょっと長めの投影になりました。プラネタリウム終了後、天気の回復を期待していたのですが、開始ごろと同じ感じでしたので、希望者のみ月とシリウスをみていただきました。
今年一番の寒波がやってきました。準備中に電源ケーブルが固くなっていたため断線、急いで修理しました。

1月17日
21年前の1月17日に阪神淡路大震災が発生しました。芦屋市の浜風の家で行われた震災関連の行事でプラネタリウムを投影しました。「浜風の家」は故藤本義一氏らの呼びかけで震災遺児のケアハウスとして開設され、遺児の利用が無くなってからは地域の児童館として活動しています。
プラネタリウムでは、通常通り1月17日の星空を見た後、21年前の星空にタイムスリップ、半月だったのが満月に変わっただけで星空は変わりません。よく見ると、今年は見えていなかった火星と土星がありました。星空を説明したあと、震災当時の写真を映して、実際に撮影した施設長ハッサン氏から震災当時の説明がありました。震災を経験していない子どもたちには、このような機会に震災について語り継いでいくことが大切ですね。「上を向いて歩こう」と「Twinkle twinkle little Star」をみんなで歌って全部の星座絵を映して24時まで進んだところで終了しました。
写真は投影前に、みんなで炊き出しのお雑煮をいただいているところです。

1月16日
今年3回目の天体観望会です。 今日は快晴で、望遠鏡の準備だけで、プラネタリウムは出しませんでした。
上弦の前日で、月のクレターがとても良く見えました。初めは30倍、そのあとで150倍にして見ました。空気が澄んでいるので、月明かりはあるものの星も奇麗に見えます。肉眼で主な星座や、北斗七星やカシオペヤからの北極星の見つけ方、すばるなどをごらんいただきました。望遠鏡ではオリオン星雲、すばる、カストルなどいろいろ見ました。気温はマイナス4度!寒い日でしたが、約1時間、最後まで全員に星空を楽しんでいただきました。(本日の写真はありません)

1月9日
1月2日に続き、ホテルリラクシアで行う今年2回目の天体観望会です。 
開始前は快晴で、プラネタリウムの準備はいらないと思っていましたが、開始直前に雲が出てきて(写真下)、あわててプラネタリウムを準備しました。
始めたころは晴れていて、肉眼で主な星座や、北斗七星からの北極星の見つけ方、すばるなどをごらんいただきました。頭の真上ちかくにあったすばるを肉眼で見ていただいた時、タイミング良くすばるの近くをきれいな流れ星が流れ、皆さんに見ていただくことができました。望遠鏡でオリオン星雲を見ていているころから雲が広がってきたので、プラネタリウムに移動して晴れるのを待つことにしました。30分ほどプラネタリウムを見ていただきましたが、全天雲に覆われていたので終了となりました。