CAMP in MONGOLIA

暮れ
枯れた草原がオレンジ色に輝く。

ゲルの近くでキャンプを張らせてもらう。
何処かの国と違って山賊や武装強盗団などは(滅多に)いないと聞くが、それでもやっぱりゲルの近くのほうが安全らしい。
(首都ウランバートルでは失業者が多く治安はあまり良いとは言えないらしい、特に夜は出歩かない方が賢明のようだ。未登録の人も含めてこの国の全人口の半分が仕事もないのに集まって来ちゃえば、悪いことでもしないと生きていけない人も出てきておかしくはない)


民から羊を一頭分けてもらう。
スタッフが職人技でさばく。
牛乳を入れる巨大缶を圧力釜のように羊の肉と野菜と一緒に焚き火の中で熱した石を一緒に入れるのだけど。
よく考えるとこの石って・・・焚き火で熱したんだけど。
焚き火って・・・牛の糞のことじゃん!


牛の糞で焼いたということは忘れることにして、羊の肉といえばジンギスカン。
まあ食べ慣れた味ではあるが、思いの他やわらかくてうまい。




牧民一家を招いて宴会です。

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