CAMP in MONGOLIA

2003.9.24
フロード4日目 
前半雨がポツリポツリと降ったがカッパを着るまでも無く何とか持ちこたえた。この日も移動日。昨日までとは打って変って大草原地帯へ突入!フラットダートの道があるけど、別に道を走らなくても構わない。
ただしかなりの高速移動なので必然的に道路を走ったほうが速い。
100km/h位まではセローも頑張ってくれるし。
でもそれ以上はエンジンが吹けない。エンジンが吹けない理由はガソリンらしい。うっすら緑色のガソリンはどうやらオクタン価が低いとのこと。




ンチの後は天候も回復してキャンプ地まで一人で草原を突っ切って走った。この旅で最もエキサイティングだった40q。

渡す限り草原の中、たった一人で走ってみた。
ガゼルの群れを追いかけたり幾分ハシャギ気味で走っていたのだけど、気が付いてみるとすっかりキャンプ地から離れる方向に来てて、いいかげんキャンプ地に向かわないとヤバイかも・・・って気になってきた。
どこまで行っても景色は全く変わらず、そして空と大地以外何も無い。エンジンを止めて見ると聞こえるのはかすかな風のと遠くに鳥の声。

PSは確実にキャンプ地までの距離と方角を示しているのだけれど、目的地に近づいている感覚が全くないという不安から、スロットルを開けてみる・・・
けど、もし転倒してバイクが動かなくなったら・・・
いや40キロくらいは歩けるか・・・
でも、万一歩けなくなったら・・・
などと考えてハーフスロットルに戻す自分と、
こんなの日本ではありえねー、ぶっ飛ばそうぜ!
って言う自分とが交互に現れてちょっと異常な精神状態の中、
結局は堅実なラインを選びながらひたすらキャンプ地目指して走った。
それでも勢いあまって湿原に突っ込み、押しが入ったり、タルバガンの穴に飛ばされそうになったりしてたから結構なスピードで走ってたんだと思う。
セローじゃなかったらもしかしてカッ飛んでライダースハイのまま中を舞っていたかもしれない。



唯一見つけた人工物。何であるかはわからない。本当のこと言うとエンジンを切るのが少し怖かった(笑)



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