■ ディマースイッチ改造(常時点灯化) ■
XR650R(DK)のディマースイッチを改造して、ライトを常時点灯化することにしました。
車検の度に検査官から「常時点灯にしてください」と指摘されるのもイヤなので…(笑)
と言っても、ただ常時点灯だけでは芸がないので、ちょっとした細工を施してみました。
それは、Hi/Lowをディマースイッチで、
通常ON時で同時点灯モード
通常OFF時で 単独点灯モード
という風に使い分けが出来るようにしたわけです。

早速、スイッチをバラシ、ライトスイッチ部を取り出し、配線図を見ながら、どの色線が何処に繋がるかを把握しておきます。
今回、DK仕様と言うことで、配線図で確認するとスイッチからライトに行く線は、白(Low)と青(Hi)となります。
その線をスイッチで確認すると、Hi/Low切替スイッチにありました。
Hi/Low切替スイッチには、もう1本青/白線があります。
配線図で確認しても、この線の存在はありません。しかし単純に考えると、これがライトスイッチからの電源コードと言うことが直ぐにわかりました。
実際にハーネスチューブをズラしてみると、ご名答!!(笑)
そして写真下のライトスイッチには、何やら4本もの線が並んでいます。
でも、強化ジェネで養った配線色の使い分けで、2本の白/黄線が電源だと直ぐにわかり、残るは茶線と青/白線だが、青/白線は前述のとおり、Hi/Low切替スイッチに行っています。
ということで、残る茶線を配線図で確認すると、テールランプであることが判明しました。
ここからどうやって、同時点灯モード(通常ON時)と単独点灯モード(通常OFF時)にするか検証するために、ライトスイッチをバラしてみます。

バラしてみるとこんな感じになり、このスイッチが丁度向かい合わさるようになっていました。
左の写真を@、右の写真をAとすると、OFFの状態でAのスイッチが@の一番右側に来ます。
と言うことは、Aの左側の端子は@の一番右側となり、@の下側の端子には接続されているが、上側は接続されていません。
ちなみにこの部分は、テールのスイッチとなっています。
そして、@の左側の4つの端子はライトとなり、OFFの状態で、@の長端子と点端子の間にAの右側の端子が来るようになっています。
で、ON時にどうなるかというと、@の点端子の右側上下が繋がり(ライトON)と@の長端子上下が繋がり(テールON)ます。
Aのスイッチの構造から、テールの常時点灯が容易なのがわかると思います。
Aの左側の端子をその隣に空いているところへ移設するだけで、テールだけが常時点灯となります。

※@の一番左の点端子上下は使いません。というか使えません(笑)

こうなるわけですね。
こんなに簡単に、テールは常時点灯式になります(笑)

次は肝心のライトスイッチ部分で、Hi/Lowを同時点灯モード(通常ON時)と単独点灯モード(通常OFF時)にする方法となります。
通常であれば、後述の単独点灯モードしかありません。
ただ単に、ライトをHiにしたときにLowも点灯させることだけを考えるだけではダメなんです。
通常のON時でどうなるか、OFFでどうなるかを当然考えないと、両方とも同時点灯モードになってしまいます。

でも意外に簡単だったりします(笑)
線を1本追加とHi/Low切替スイッチに接続済の線を隣に移すだけです。

まずは、 Hi/Low切替スイッチに接続済の青/白線を外し、隣の白線が繋がっている端子に白線と同じように半田付けします。
そして、追加する線は、先程Hi/Low切替スイッチの青/白線が繋がってたところに接続し、反対側は左写真の下側のスイッチ(前述の@の裏側)の右側の白/黄線の繋がってるところへ、合わせて繋ぐだけです。

これで、Hi/Lowを同時点灯モード(通常ON時)と単独点灯モード(通常OFF時)となるわけです。