「………」

二人とも、睨みいあうだけでそれ以上のことは無かった。

ただし人、つまり俺が見ていなければどうなるか……。

要するに、風呂の代わりに水浴びをしに行くとどうなるか……。

俺は止めたが、片方がここに残るのは都合が悪いらしい。

結局フィソラを含めた、2人と1匹で川に行っている。

気が気じゃない。

そういえば、アイリスが俺以外にあんなに怒るのは珍しいな。

信用があるからこそ怒れるって訳でも無さそうだし、よっぽど相性が悪いのか、なんとなく素で話せるのか。

「どっちにしても、面倒な組み合わせだな……」

誰も答えてくれなかった。

「疲れたな……」

誰も答えない

「寝ちまうか……」

否定の意見も出ない。

こういう場合は、時間とフィソラに任せるのが一番楽だ。

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