俺は、かなりの量を食べる。そして、基本的に何でも食べる。
そして、鍋いっぱいの悪魔を食べきり、横たわる。
「食事も終わったし、私達は温泉に浸かって来るわ。先に入っていいわよね?」
食いきった事で、機嫌も良くなったらしい。アイリスが天使の笑顔で、俺に尋ねる!
「ああ、……ゆっくりしてきなよ………」
「じゃあ、行ってくるわ!」
アイリスとリーリアが駆けていく。そしてフィソラもアイリスを追う。いつもの事だ。
戦えないアイリスには、いつも誰かがついていないと危ない。
残されたのは、俺とアルタイル。そう、女性はいない!
「さてと、それじゃ行こうか!」
行く場所など決まっているではないか。
「何処へですか?暗いうちに歩くのは危険です。じっとしておいた方がいいですよ」
冷静な意見。本当に分からないのか!
「覗きだよ!覗き!今がチャンスだ。酷い目にあったが、おかげで俺が動けるとは思ってないだろ」
「駄目ですよ。うまくいくとは思えません」
本気で止めにかかっている。だが、今の言葉には穴がある!
「じゃあ、うまくいきそうなら……行くのか?」
「言葉の綾ですよ。とにかく私は行きません。ご勝手にどうぞ」
怒ってしまったようで、向こうに行ってしまった。満月でも眺めるつもりだろうか。
今、目の前に、それ以上の光景があるというのに……。
そして俺は、森へと向う。
俺をなめるな!たとえあんなものを食わされて、地獄に落ちても、天国へと旅立ってみせる!
だが、森に入った瞬間ゴーレムの群れに出会う。邪魔をするものは、仲間でなければたたっ斬る!
次へ