・・・・・・あれから3年の月日が流れた

僕はレイドックという町を拠点にドラゴンを使った運び屋をやっている

「銀髪のギルバート・クロウ」という通り名で、この辺りではそれなりに有名になった

「もう3年もたっちまったか・・・」

そう一人空を見上げると不意に巨大な影がぬっと現れた

(ギル、もうそろそろ戻らないと時間切れで報酬が出なくなる・・・)

今の切なげな声は俺の相棒、火竜のアナスタシア、いつも僕のことをギルと呼ぶ中々可愛い性格をしている

「わぁったわぁった」

今さっきまで僕達は最近増えてきた’ゴブリン’という魔物を討伐し終わったところだ、

最近運び屋としての仕事よりも町を襲うモンスターを倒す仕事が増えてきている

これも何かの前触れなん・・・

(ギル!)

「今行くって!」

といいながらも頭の中では別のことを考えていた

嫌な予感がするなぁ・・・と

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