いくら相手が獣兵でも、考えなしに突っ込むのは良くないな。
 俺は周りを見回した。
 だいたい4〜5歩くらいの距離…。
 魔法を使うには近すぎる…かといってこちらから剣で斬りつけるには遠すぎる…。
 急に周りの空気が変わった。
 …くるか?!
「ウガアァァァァァァァァァ!!!!!!」
 まず真後ろの敵が跳びかかってきた。
 それを合図に次々と四方八方から跳んできた。
「ちっ!」
 とっさに振り向きざまに獣兵を薙ぎ払った。
 その末路を見届ける余裕もなく剣を構えなおした。
 だが遅かった。
「…っが!!!」
 振り向いた瞬間に前方の獣兵に俺は倒される。
 それに次々と上に乗っていく。

 そして…俺は…。



 〜BAD END〜

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