どうか、ご覧になっていただきたい。注意深くご覧になって、この段落全体において、彼以外の他の誰かに断罪が下され得るかをお考えください。もしも彼の敵対者たちが彼を、その書いたものに基づいて断罪し滅ぼす機会を探しているなら、他のどんな進路を取るだろうか、他のどんな証言を彼に対して引くだろうか――彼があたかも他の人に対して抗弁するかのように彼自身に対して引いた諸々の証言以外に。もしも彼に対して断罪することが求められるなら、彼自身の書簡で十分だろう。あなたは、その人名を変えるだけでよい。告発の試金石は、まさに彼自が最適である。彼が一方で我々に断罪せよともめている事柄を、彼は他方で従うように我々に求めている。彼は、自分が主張することを非難している。彼は、自分が嫌うことを行っている。彼に従い彼を手本とする彼の弟子たちは、どれほど幸せであるにちがいないか!