43 あなたが述べたそれらの事柄は、ラテン語を知っているすべての人たちによって読まれた。そしてあなた自身も、彼らがそれらを読むことを求めた。私は、そのように言うことによって、次のことを意図している：単一の理性的な動物を一例にすることによって想像されるように、すべて理性的被造物は、一つの体に改めて形成される――単一の人間の諸々の肢体が、バラバラに切断された後に、アスクレピオスの技能によって、以前と同じ堅固な体に改めて形成されるのと同じように。そして、体の諸々の肢体の場合と同様に、それらの被造物の間にも、あなたが特定した多様な役務が存在するだろう。しかし体は一つであろう、すなわち、それは同じ本性に属しているだろう。その一つの体は、あなたが原初の教会と呼ぶすべてのものから作られている。あなたはその体に、キリストの体という名を与えた。さらにあなたは、次のように言う。この教会の成員の一人は、離反した天使――彼はもちろん、悪魔である――であろう。彼は、最初に創造された状態に改めて形成される。別の成員である人間も同様に、エデンの園の耕作に、その原初の農夫として呼び戻されるだろう。あなたはそれらのすべての事柄を、あの｢別の人｣を持ち込まずに、次々と語った。あなたは、そのような諸々の事柄について慎重に語るときには、注意深く道を歩む人として、いつもその｢別の人｣を持ち込んだ。それは、それほど神秘的で奥深い諸々の事柄を判定するのにあなたはためらいを持っていると人々に思わせるためである。実にオリゲネス――あなたは、彼の弟子であることを否定しないとともに、あなた自身が彼の裏切り者であることを告白する――は、そのような諸々の事柄を扱う際に、我々が見たようにそのことを行った。しかしあなたは、ダニエルの口を通して語るみ使いや、パウロの口を通して語るキリストであるかのように、それぞれの事柄について簡潔で判然とした見解を与え、来るべき代々のすべての秘密を、すべての死すべき者たちの諸々の耳に表明する。こうしてあなたは、我々に次のように語る：『おお、信仰深い皆さん！ 昔の人たちの誰にも信頼を置いてはなりません。もしもオリゲネスが、神的な諸々の目的にかんするもっと神秘な事柄について幾つかの考えをもっていたとしても、あなた方の誰かがそれらを認めることないようにしましょう。クレメンスと名のつく人の一人がそのようなことを言ったとしても同様です――彼が使徒の弟子であっても、オリゲネス自身の師であるアレクサンドリア教会の人であっても。使徒的な諸徳の持ち主であるポントスの大グレゴリオスや、ナジアンゾスのもう一人のグレゴリオス、そして、先見の預言者ディデュモス――両人とも私の師であり、両人以上にキリストの信仰を彼来場府悪極めた人は誰もいない――によってそれらの事柄が言われても、同様である。彼らは皆、オリゲネスと同じように間違えた。しかし彼らは、赦されるべきである。なぜなら私も、何度か間違えた、今は改悛者として振る舞っており、赦されるべきだからである。しかしオリゲネスは、私が述べたのと同じ諸々の事柄を言ったのであるから、彼が贖罪を行ったとしても、いかなる免償も受け取らせない。いや、我々が述べたことを言ったがゆえに、彼だけが断罪されるべきである。すべて禍の元は彼である。我々が言ったり書いたりした一切の事柄――その事柄のおかげで我々は博学に語っているように思われたのであるが、その事柄はギリシア語では美しかったが、我々はラテン語で醜くしてしまった――の神秘を我々に明らかにしたのは彼である。いかなる人も、それらのすべての事柄の内の一つにでも耳を傾けるべきでない。あなたが私の諸々の注解、特にエフェソの人たちへの手紙の注解の中に見出す諸々の事柄だけを、あなたは受け入れるべきである。私はその中で、オリゲネスの諸々の教説を非常に辛い思いをしながら論駁した。私の諸々の調査は、次の結論に達した。あなたは、次の意味で肉の復活を信じるべきであり、考えるべきである：すなわち、男たちの諸々の体は諸々の霊に変えられ、彼らの妻たちは、人間たちに変えられるだろう；世界の創設の前には諸々の霊が天の内に存在したが、後に、神だけが知る諸々の理由によってこの諸々の涙の谷の中に降ろされ、この死の身体の中に挿入された；代々の終わりに、理性的な本性の全体は、初めのときと同じように一つの身体に改めて形成される；人間は楽園の中に再び呼び戻され、離反したみ使いはペトロとパウロ以上に高められるだろう。なぜなら彼らは人間たちにすぎず、楽園でいっそう低い地位に置かれなければならないからである。他方、離反したみ使いは、始原に創造されたと状態に回復されるだろう。すべてのものが集まって、天において初子の教会を作り上げる。それらは、互いに別個の役務の内に置かれるが、等しくキリストの肢体である。それらが全体としてまとまって、キリストの完全な体となる。信心深くて分別のある私の弟子たちよ、あなた方は、それらの事柄に固執し、それらを、信仰に関する私の揺るぎない諸定義として護ってください。しかしあなた方は、同じ諸々の教説のゆえに、オリゲネスに有罪の宣告を下してください。そうするとよいでしょう。ごきげんよう』。