24 私は尋ねる:あなたの諸々の注解がそのような諸々の教えを含んでいるのに、どうしてあなたは、信仰におけるあなたの健全さを証明するため、そして、あなたが非難する諸々の考えを論破するために、それらの事柄を提出することができるのか。どのようにしてあなたの諸々の言葉は、我々が言及したあの女たちを非難する方向に向かうのか。さらに、あなたが書いたこと、すなわち、女たちは男たちに変わり、諸々の身体は諸々の魂に変わるということを言った女が一体いるのか。もしも諸々の身体が諸々の霊に変わるなら、あなたに従うと、肉の復活も身体の復活も――それは、あなたが異端者だと決めつける人たちの教えでもあることを、あなたは認めている――まったくないことになる。その場合、すべてのものが霊になり、身体はどこにも存在しないだろう。さらに、性のいかなる違いも存在しないだろうというあなたの提案――それによってあなたは、女性は完全になくなって男性に変えられ、男性だけが存続することを意図している、と私は想定している――に従って、妻たちが男たちに変わるとすれば、あなたが女性たちから、女の性について語る許可を得るとは、私は思わない。しかし、たとえ彼女らがそれをあなたに認めても、女性が必要でないとされるなら、一体あなたはどのような一貫性をもって、男性は今後も必要であると主張することができるのか。なぜなら、双方の性を相互依存の関係において一つに結びつける自然本性的な絆が存在し、その結果、一方が存在しないとすれば、他方も必要ないからである。そして、もしも男だけが復活のとき、始めに楽園の中で与えられた土の形を受け取るとすれば、「彼は、男性と女性をつくり、両者を祝福した[1]」と書かれていることはどうなるのか。また、あなた自身も、あなたが糾弾する哀れな女たちも言うように、男も女もないとすれば、どのようにして諸々の身体は諸々の魂に変わることができるのか、あるいは、どのようにして女たちは男たちに変わることができるのか――なぜなら楽園はいずれの性の存在も許さないからである――あるいは、あなたが言うように、天使たちのに似姿はそれを許容しないのか。私は、あなたがどのようにして他の人たちから、性の違いの連続性に関する厳密な意見を求めることができるのか不思議に思う――あなた自身が、それを議論し始めるや否や、非常に多くの錯綜する諸問題に巻き込まれてしまい、それらから抜け出すことはほとんど不可能なのに。あなたは、そのような諸々の事柄において我々を非難しているが、もしもあなたが我々を模倣し、神のみがそれらの事柄の判事であることを認めるなら――もちろんそれが真実である――あなたの行動ははるかに正しいものとなるだろう。それらの事柄についてあなたの無知を告白することの方が、あなたが即座に断罪することになる諸々の事柄を書くよりも、あなたにとってはるかに善いだろう。私は私の批判者に、真心を込めて次のように言うことができるのか尋ねたい:彼は、私のごく少数の作品の中に――あらゆる作品の中に、と私は言はない――、あるいは私が友人に宛てて軽率に書いたかもしれない手紙の中に、諸々の身体が霊に変わり、妻たちが男たちに変わるというような諸々の事柄を見出したことがあると――彼がそれらの事柄を、あたかも、諸都市の門に掲げられた真鍮の立て札の中に刻まれ、公共広場や元老院や諸々の演壇の上で朗読されるのを望んでいるかのように提出したのでなければ。もしも彼がそのような事柄を私の諸々の著作の中に見出したのなら、あなたは次のことを想像してください:彼は、どれほど多くの非難の項目を設定しただろうか、どれほど多くの巻き物を彼は作ったろうか、彼の胸に満ち溢れる武具を総動員していかに彼が私を攻めたたるか、いかにして彼が次のように言ったかを:『私はあなたに言う:彼は身体の復活について語ることによってあなたを欺いている。なぜなら彼は、肉の復活を否定しているからである。あるいは、たとえ彼が身体の復活を告白しても、彼は手足と性の復活を否定している。しかし、もしもあなたが私を信じないなら、彼の手紙の諸々の言葉をしっかりと見てもらいたい。彼はその中で、諸々の身体は諸々の魂に変わり、妻たちは男たちに変わると言っている』と。しかし、あなたがそれを書いても、我々はあなたを異端者と呼ぶつもりはない。むしろ我々は、あなたを我々の指導者と見なし、あなたに謝罪するつもりである。そして、あなたが数々の下品な非難によって攻撃した女たちには、キリストの裁きの座の前に立つとき、それらの注解の中であなたが彼女たちに教えたこと、および、それ以来、あなたが自失したことを示す数々の侮辱をもって書いた諸々の事柄を提出するだろう。前者も後者も、そこで読み上げられるだろう。男性へのひいきは止み、お世辞を売って得た喝采は静まるだろう。そしてそれらは、それらの著者とともに、公正な裁判官キリストの前で、あなたの諸々の言葉と諸々の行いのゆえに裁かれるだろう。



[1] Gn.1,27.

 

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