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2017/06/19(月)

どうにも止まらない

先週の定期健診で、喉の奥に怪しい潰瘍があると言われ、細胞を採取された。
その生体検査の結果を今日聴きに行った。

ボケの母を一人家に置いておくわけにもいかないので、一緒に連れて行った。
MRIの予約もあるので、時間にゆとりをもって出かけるために母を二時間前に起こした。

起こした時、ちゃんと尿漏れパットと紙パンツを確認。朝ごはんを食べさせてあとは出発するのみ。
朝の8時に出るよ。
その8時になったら、トイレに入ってしまった。こうなると20分は出てこない。
まぁ、車の中で漏らすよりはいいか・・・

さんざん待たされて、ようやく出発。走り出して、冗談で「パンツ履いてる?」
と、聞いたら「トイレで脱いできた・・・。」
スッポンポンの上にモモヒキとズボンしか履いていない。
しかもそのズボンは腹がデカすぎて、ホックもファスナーも留まっていない。
また家に戻り、観てる前で装着させて、ゴムのズボン履かせて出発。
予約時間ギリギリに病院に着いた。

MRIは、検査室に入ったら30分は出てこられない。
待合室に残した母が心配。周りに待ってる他の患者さんに、
この人が何処かに行こうとしたら止めてくださいと頼む。
検査室に入っても、外で待ってる一番左の婆さんは母なのですが、
認知症なので、出歩かないように見張っててくださいと助手さんに頼む。

ようやく検査が終わって、結果を聞くと、癌細胞は検出されませんでした。
MRIも、背骨に転移は見られませんでした。
良かった良かったなのだが、会計で、清算が済み、自動精算機の前で、
暗証番号を打ち込んで振り返ると、母がいない。

見渡してもどこにもいない。
一番近いトイレに行き、女子トイレに入るわけにもいかないから、
出てきたおばさんに、中に他の人いるか見てきてくださいとお願い。
いない・・・・
他のトイレも探し回る。いない・・・。
病院だから館内放送で呼び出しをしてもらうわけにもいかないし・・・
もし呼び出ししてもらっても耳が聞こえないから無理。
一時間ぐらい探した。とにかく大きな病院だから困る。

総合案内で、「今日病院が閉まるとき、うろついている80歳前の婆さんがいたら、
名前ぐらいは言えるだろうから、Tarouさんの母ですかと聴いて、そうだと答えたら、
連絡ください迎えに来ます。お金は一円も持たせてないからバスに乗ることはないと思いますので。」
と、頼んで一旦帰ろうとしたら、エスカレーターの下の三角の空間で居眠りしてた。

今度来る時は、首輪でもして、リードで繋ぎ留めないとダメかな?

たらちねの 母を捜して三千里 リンダじゃないが もう どうにも止まらない

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