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<市町村合併>

全国的な動きのようだが、わが町も例に漏れず市町村合併問題に揺れている。
八日市市か、彦根市のどちらについても市の外れに当たり、開発から取り残されることは明らかだ。
しかも両市とも、赤字財政。

ということで、町長さん、気が狂ったように、公共事業を乱発。
屋内式の温水プール建設、町道、歩道の整備、街灯の設置・・・。
市に吸収される前にみんな使っちゃおうってなもんである。無一文で嫁ぐ算段らしい。

ということで、一日に何人の人間が、何台の車が通るだろう?
というような田んぼ道にも立派な歩道と街灯が設置された。
しかし、何かおかしい。街灯がみんな車道を照らしているのである。
普通、歩道を照らすだろうに・・・。
業者が間違えて反対向けて設置したのだろうか・・・?
町役場の人間が患者で来たから聞いてみた。
答えは簡単。

田んぼに光が当たらないようにということ。昼も夜も明るいと、稲が上手く育たないということである。そんなトコに街灯付けんなよ。

2008/07/06

河川愛護美化運動

毎年、この時期になると梅雨の合間をみて日曜日に川掘り。
洞爺湖サミットだかなんだか知らないけど、環境問題から、
琵琶湖の水質浄化みたいな動きがあり、冬の間の閑農期に上流で門が閉められ、
農業用水路の水がチロチロしか流れなかった。
琵琶湖に流れ込む泥水を少なくするわけですわ。

んなもんだから、例年なら、川の底に泳いでる蛇を捕まえたりドジョウを持って帰ったり、
みんなで大喜びしながらの川掘りなのに、今年はヘドロ・・・。
川掘りすると、ダムの関係で集落に補助金がおりるから、しないわけにもいかない。
みんな無口のドブさらいになってしまった。

どんよりとイヤな色に濁った水を足でかきわけながら、入道雲みたいな沈泥が沸き上がり
琵琶湖に向かって流れていく。富栄養化で生い茂った藻も一緒に。
まだ、我々北組は、取水用の水路だからいいけど、南組の人たちは排水用の川。
鮎釣りに使うような胸まである長靴で腰までヘドロにつかって・・・。

確かに、例年は、すでにコンクリート化された川底を、じょうリンという農具をひきずりながら歩くだけの、
恒例行事だったのに、今年はドブさらい。
んで、水質がよくなったことを証明するために水生動物の写真を撮らなくてはいけない。
区長さんがそう説明するのだが、ザリガニ1匹いないんです。(東京の人はマッカチンのほうが分かるかな?)
やらせで、数匹見つかった小魚を並べて記念撮影。

子供の頃なんか手づかみであっという間にザリガニなんかバケツ一杯獲れたのに。
ドジョウもザルですぐにバケツが満杯になったのに・・・。
カエルすらいない。川が死んでいる・・・。流れがないから水に酸素がないんですね。
こういったところで作られた米が京阪神に売られていく。
しかも、俺が掻き回した汚泥とかも琵琶湖に流れ込み、
下水処理場を介してとは言いながらも俺のウンコも琵琶湖に流れ込み、
琵琶湖が細くなる湖南で凝縮されて、京都を通り、淀川に流れ込む。

その水を京阪神の人たちは飲んでるんさぁ〜。
んで、汚染源の俺達は鈴鹿山系から湧いてくるキレイな水を飲んでいる。
と言いながら、用水に向かって立ちションベン。

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