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特許庁出願番号2013-001404

お問い合わせはTEL.090-8572-2665

〒669-3633 兵庫県丹波市氷上町御油118-1

ご使用方法Usage

取扱説明

本製品の製造販売については,厚生労働省と都庁,兵庫県庁の指導により,脳卒中痙性麻痺手の便利用品としての扱いとなります。
脳卒中後は、痙性(筋肉が縮まろうとする)によって指が常に曲がったままになっている場合が多く,指を開いて物をつかむことができません。本製品を麻痺手に着けることで,物のつかみ放しができるようになります。
また,着けているだけで指の屈筋痙性が緩む効果も期待できます。

1.各部の名称等

■指帯
指の太さに合わせて輪ゴムを上下に調節してください。
指帯は装着後にスライドさせて合わせます。
ワイヤーを短くすると伸展する力は増します。

■母指基部
軟性針金をコイル状に巻き端末にワイヤーを固定しています。
針金は柔らかく容易に変形することができます。直径を太く,または細くすることができます。

■母指基部の太さ調節
中央の折り曲がった部分を含む左側の軟性針金を左手で固定し,右2本を右手母指と示指でつまんで回す。
手前に回すと狭くなり,逆に回すと太くなる。
次に左側2本も同じ要領で回し、最後に全体の太さのバランスを整える。

■ワイヤー
多くの痙性麻痺手は1.0mmで適応し表ますが,指の曲げる痙性が弱い方は0.6mm〜0.8mmを,強い場合は1.2mmにて適応すると思います。
ワイヤーの長さは,手首から中指までの長さをご記入いただきますと,手の大きさに応じた長さに加工いたします。各指のワイヤーの太さは均一にする必要はなく,痙性の強さに従って組み合わすことができます。環指,小指のみ細いワイヤーにすることもできます。(オーダーメード依頼)

■母指対立ベルト
母指が対立しない場合はワイヤーが横たわってしまいますので母指対立ベルトを装着してください。
母指の関節(MP)が屈曲するときは,CMバンドを装着してみてください。(医師の装具診断書・処方により義肢装具士が取り扱います。)


2.装着方法

右図のように,母指基部を母指にはめ,人差し指から順に指先に指帯をとめます。
とめる位置は指先に一番近いしわのライン(DIP)が適当です。一般的には,全ての指帯を使用しますが、示指,中指は外して三指つまみの練習をするなどの用途もあります。
この場合,環指・小指に装着することにより,示指・中指の伸展が容易になります。


3.その他

特注サイズなど各種オーダーメードに対応いたします。


田邉製作所田邉製作所

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