春がやってきて

「トムソーヤの冒険」の一節を思い出した。
”Saturday morning was coming.”
 学生の頃使った参考書はそこから始まる一節を使っていた。英語は仕方なしに勉強していたので全く身には付いていないが,その時その一節からイメージした情景だけは,四半世紀以上経っている今でもはっきりと残っている。

「桜が咲き,辺り一面は春の薫りに満ちあふれ,行き交う人たちは陽気で,口からは歌があふれた」

そんな情景だった。
こうして一度思い出すととっても心地いい。やっぱり春のイメージはそうなんだ,心地いいのだ。

竹野も海が穏やかな春の色になってきた。春の篭島を描いたのは2度目かな?

2004,3,28


水彩画廊へ