夏のような日(福祉の里遠望)

 6月7日の土曜日は,朝からいい天気で,いっきに夏がやってきたような日差しだった。天気予報は夕方には崩れると言っていたが「ほんまかいな」といった感じだった。
 スケッチをしていたときは,午後を少し回っていたがそんな兆候は全くなかった。日の光はきつく,日が差すところではスケッチブックは開けなかった。
 家に帰ってしばらくするとテレビにノイズが現れ出した。すると突然「バリッ」と音がした。どうも近くに雷が落ちたらしい。あまり時間がたたないうちに「ドカン」とまた音がして空気がふるえた。さらに近くに落ちたようだ。雷が通り過ぎたら今度は雨が降り出した。つけっぱなしのテレビは兵庫県北部に大雨洪水警報が発令されたとテロップを流している。
 久々に聞いた屋根瓦をたたく雨の音だ。夕方には雨は上がって涼しくなった。
 その後,思い出しながら色をつけた。

2003,6,8


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