夏の夕日はロマンチックだ。中でも、海に沈む太陽は、たとえばそれを大好きな人と一緒に眺めていたりしていると、あとは何にもいらない、そんな感じだった。
初冬の夕日は、というとどうだろう。二人で眺めることはまずない。真夏の夕日の状況とは全く違う。でも、それなりに情緒はあって、家々にあかりが灯ると今まで寒々としていた景色は、暖かく、やさしく感じられる。安心感なのかもしれない。
暖かい部屋の中でみんなでつっつく鍋は、とってもあったかい。
2001,12,14
水彩画廊へ