我が谷は緑なりき

 2001年の3月は25年ぶりの大雪になった。3月も中旬にさしかかったというのに、20p〜60pの雪が降った。
 つい先日まで、春の訪れを予感させるような、暖かい日差しにあふれていたのに、しばらくはお預け、といった感じである。

 この雪が溶けると、草や木が芽吹く。
待ちに待った春の訪れだ。至るところ、エネルギーに満ちあふれるだろう。

 竹野の谷には田圃が広がっていて、いつも青々とした緑が竹野の小さな小さな平野を埋め尽くす。

 明るい日差しに輝き,谷を渡る風にたなびく絨毯のような緑の田圃がもうすぐ今年もかえってくる。


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