元商屋の松
そこには立派な松がある。
一番下にある枝が一本だけずんずんと伸びていて、その長さは元庄屋の一階の屋根を通り過ごし、家の横にある路地を越え隣の家に迫る勢いである。 春になると新芽が枝のあちこちからまっすぐに天に向かって伸びてくる。
その姿は力強い生命力を感じる。
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