収穫はすぐそこ

 今年の夏も暑かった。思った以上だった。この暑さだけをみると、もう、温帯気候の地帯ではないと思ってしまう。
 竹野の小さな平野に吹き渡る風 も熱風になって渡っていった。そんな小さな小さな竹野の平野の田圃には、しっかりと稲が実をつけ、深々と頭を垂れようとしている。スケッチした下塚から林に抜けるところの田圃の色が少しずつ黄金色に近づいてきている。もうすぐコンバインが入って今年の田圃を締めくくる。
 1年の過ぎていくのが早い。そう感じている自分がいる。
 もう9月。
「カチリ 石英の音 秋」
そんな秋はこれからやってくるのだろうか。

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