森本 梅田地区のホントに細い路地

 「路地裏」というキーワードでインターネットの検索をかけると,膨大な量の項目があがってくる。「路地裏研究会」なるものもあり,路地は多くの人に何らかの思いを与えているんだなあと感心してしまう。村上春樹の「ねじ巻き鳥クロニクル」にも,不思議な感じの路地が登場していた。

 路地は自分にとっても魅力のある所だ。中でも,向こうに続いていている路地であれば,その魅力はぐーんとアップする。また,狭いところを歩いていて,人にすれ違う場面に出くわした時のドキドキ感は何のもいえずいい。不思議とそういった時は挨拶をしてしまう。なぜか「こんにちは」と。

 そういえば,「世界ふれあい街歩き」という番組をNHKが製作している。ナレーションだけで街を紹介しているが,なかなかいい。レポーターばかりが画面に出てくる番組がスタンダードな中,NHKのこの偏った編集方針がとても気に入ってしまった。

2010,11,3


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