竹野川河口 竹野漁港

 定置網に大量のハマチがかかり、にぎわうことが数年前にあった。

 一日に億のつく金額の商いが行われ、新聞をにぎわした。しばらくすると、漁港には新しい車が数台並んでいた。「なんとなあー。」と感心してしまった。

 ここ数年は、そんな話は聞かない。

 ハマチは釣れないが、竹野川河口は魚がよく釣れる。セイゴ、チヌ、グレ、ハゼ、ヒラメ、ボラ、ウナギ、アジ、サヨリ。

秋口には漁港は釣り人でいっぱいになったが、今は、ルアーフィッシングのせいかどうかは知らないが、釣り人も少なくなった。 

 「堤防の石組みの隙間には、アイナメ、ガシラ、キュウセンなどよく釣れた。これらは、地元の人間は順にシジュウ、あなかー、エトリと呼んでいた。他にも「ぼっかー」「ぎたんちょう」「どっちー」「いす」などの名をもらった魚がいた。姿はいずれも個性的だった。


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