畳の定期的なリフレッシュ
裏返し 畳表の日焼け・痛みが目立ってきた頃に、畳表を裏返して張り替えます。
同時に畳縁も新しくに張り替えます。
畳表の傷み具合が進んでいると、裏返しが出来ない場合があります。
目安として、2〜3年くらい。気持ち早めに行った方が、畳表が長持ちします。
表 替 畳床はそのまま利用し、畳表を新しく張り替えます。同時に畳縁も新しく張り替えます。
目安として5〜6年でくらいです。
新 調 畳床も含めて畳全体を新品に取り替えます。
適度な弾力性がなくなったり、凸凹が激しくなったりしたら新調してください。
カビについて : 初期のカビの場合(白いほこりのような状態)は、窓をあけて換気を十分ににしてから、
消毒用アルコールをスプレーするか、布に染みこませて拭き取ればカビはとれます。
かなり進行した場合(黄色や黒色)は、お手入れしても元の状態に戻らない場合があります。
以後も同じ室内の状態が続くと、またカビが発生しますので、窓をあけてよく換気をするか、
エアコンや除湿器を使って湿度を下げ、カビの発生を防いで下さい。
ダニについて : ダニは、次の3つの条件が揃わなければ生きていくことはできません。
1)適度な温度20〜30℃と湿度60〜80%があること。
2)エサ(カビ、フケ、食べこぼし等)が豊富にあること。
3)産卵場所(畳、カーペット、布団、ぬいぐるみ布製椅子等)があること。
このうち1)は人間が快適に暮らしていくために必要なので、残りの2つを改善することが大切です。
室内環境の改善方法としては次のようなことがあります。
・年に1,2回晴れた日に畳を少し持ち上げ、下にビール瓶や空き缶などをはさんで風を通す。
・畳の上にじゅうたんやカーペットを敷くのはやめる。
・水気の多いぞうきん掛けはしない。
・晴れた日には窓を開け放して室内を乾燥させる。
・梅雨時期や夏には除湿器やエアコンで湿気をとる。
・台所の調理の湿気や浴室の湯気を他の部屋に入れないようにする。
・掃除をマメにする。
・加湿器を過剰に使用しない。
・室内で犬・猫・小鳥等のペットを飼わない。
・室内に盆栽・植木類を置かない。
・室内に洗濯物を干さない。
以上のように環境を変えてもダニが発生するようでしたら、防虫シート紙や
畳加熱乾燥といった方法もありますので、畳店へご相談ください