技法紹介 ピンポイントはんだ付け その2  高架橋の改造           トップページに戻る

 KATOの複線高架橋の手すりを作り替えます。この改造によって列車がよく見え、開放的な雰囲気で運転できます。

写真左:製品のままの高架橋     写真中:防音壁を切り落とした高架橋  写真右:手すりを付け加えた高架橋

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* 準備物  材料:真鍮線(直径 0.4mm と 0.6mm ) ヤニ入り糸はんだ ペースト など

        工具:カッターナイフ・ニッパー・ラジオペンチ・やすり・ピンバイス(刃は直径 0.6mm )瞬間接着剤 など

※ 取り組まれる方は、「ピンポイントはんだ付け」をマスターしてからチャレンジされることをお勧めします。

 

加工方法

@ 高架橋の防音壁をカッターナイフで切り落とします。(少しずつ何回も切り込んでいくと、きれいに切れる。)

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A 直径 0.6mm の真鍮線を長さ9mmに切断し、両端の切断面をヤスリで平らに仕上げておきます。

 ・ 作例のKATO複線高架橋(長さ 248mm )の場合、34本(片側17本)作っておきます。

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B 高架橋にピンバイスで直径 0.6mm の穴を開けます。間隔はスラブ軌道の半分おきです。(片側で17カ所になります。)

C 開けた穴に真鍮線を差し込んでいきます。(真鍮線の先に少しだけ瞬間接着剤を付けて、抜けないようにします。)

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D 差し込んだ真鍮線の先にペーストを付け、細かく切った糸はんだをのせて、0.4mmの真鍮線をはんだ付けします。

 * ピンポイントはんだ付けをします。土台のプラが溶けにように、手早く作業するのがポイントです。

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E 中段にもピンポイントはんだ付けで0.4mmの真鍮線をはんだ付けします。同じようにもう片側にも手すりを付けます。

 * 仕上げにペーストを拭き取って塗装します。作例では田宮のアクリル塗料(XF19 スカイグレー)を筆塗りしています。

 ※ 手間のかかる作業ですが、見栄えはとても良くなります。興味のある方は挑戦してみて下さい。

   下の写真は同じ方法で手すりを付けた、カーブの複線高架橋と、ヘルヤン製の鉄橋です。 

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