技法紹介 ピンポイントはんだ付け                         トップページに戻る

 はんだ付けしたい部分だけにピンポイントではんだをつける方法です。

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 使う道具は写真の通り。

1.はんだは電気部品用のヤニ入り糸はんだ(直径1.5mm)で、比較的低い温度で融けるものです。写真では左上のフィルムケース入っています。

2.この糸はんだを切るために刃を使いますが、私はカッターナイフの最後の刃を使っています。

3.切る台はかまぼこ板です。(廃物利用)

4.フラックスではなくペーストを使います。細かいところにつけやすいように、まち針を用意します。

5.はんだごては、30Wの一般的なものですが、こて先は銅です。(耐食こて先ではありません)

ha3.jpg (4241 バイト) 糸はんだを1mmくらいにぶつ切りにしておきます。

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はんだ付けする物と、ペーストを準備します。

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はんだ付けする部分に、まち針でペーストと切ったはんだを乗せます。

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はんだごてを当ててはんだを融かします。はんだの近くの金属部分にこて先を当てて、金属部分が加熱した熱ではんだを融かすようにするのがコツです。一度はんだが融けたら、こて先をはんだ付けしている部分に当てて、充分にはんだを融かして流します。以上です。こて先は常にヤスリで磨いて、少しだけはんだを付けておきます。(はんだメッキしておく)

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金属板同士の張り合わせでは、側面に切った糸はんだを乗せて、はんだごてを金属板に当てます。はんだが融けて板の間にしみ込みます。はんだは乗せた分以上は融け出さないので、ピンポイントではんだ付けできるという訳です。

注意:この「ピンポイントはんだ付け」は、細かい部分(小部品の取り付け)や細い部分(手すりなど)のはんだ付けに向いています。完成後に力のかかる部分(主枠やボディーの四隅など)や広い部分では、このはんだ付けを繰り返して丈夫に付けておかないと、完成した後でパカッと外れたりして悲惨です。

細かい部分のはんだ付けが苦手という方は、是非この「ピンポイントはんだ付け」を試してみてください。

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