48647号機(マイクロエース製8620お召し)                                    トップページに戻る

 マイクロエースの48647号機(8620お召し)にも車高を下げるのと、ボイラーの下を開ける加工を行いました。ダイキャストブロックを削

り、モーター上部のブラシを真鍮線に取り替える等の作業をしました。

48647-1.jpg (74795 バイト)

 前回までの車高を下げる加工では、シリンダブロックとスライドバーあたりの部品を下げる時、ダイキャストブロックとの差し込み位置が変

わるためにその取り付け位置などに苦労したのですが、今回は取り付け部分そのものをあっさり切り落とし、その分ランボードの裏側に両面

テープで貼り付けて固定することにしました。これにより工作が簡単になりました。

      48647-3.jpg (59564 バイト)

      48647-2.jpg (41964 バイト)

 車高を下げる加工の最大のポイントはモーターの加工。集電ブラシの上部を切り落とし、0.2mmの真鍮線で作ったブラシを取り付ける。

この真鍮線ブラシは弾力性を持たせるために先をZ型に曲げてあります。ただし長時間走行させるとすり減って折れてしまうので、その時は

新しく作った物と交換します。この真鍮線ブラシはモーター横のプラスチックの凸部に開けた穴に通してあるだけなので、交換は簡単です。

 機炭間隔を詰めるためにドローバーを1mmほど短くしました。今回は集電用の真鍮線を付けたまま、詰めるプラの部分だけをレーザー

ソーで切り落とし、取り除いた部分の幅だけを詰めてはんだごてで溶かして付けました。(黄色い○の部分)

      48647-4.jpg (102036 バイト)          48647-7.jpg (153006 バイト)

 ボイラー下のすき間を作る方法は、まずボディーをデザインナイフで切り抜きます。次にダイキャストブロックにかぶせて、ダイキャストブロ

ックのどこに穴を開けるかをサインペン等で印を入れます。そしてダイキャストブロックに少し大きめに穴を開け、プラモデル用のパテを盛っ

て形を整えます。(乾燥後に丸く削って仕上げます。) 最後にボイラーと同じ黒(今回はお召し機なのでつやあり黒)に塗ってできあがりです。

* プラの上回りとダイキャストの下回りが組み合わさってはじめて丸いボイラーとなります。

 ついでですが、先輪はプラのモールドを一度外して、表裏逆に付け直してしています。 

  48647-6.jpg (158379 バイト)  48647-5.jpg (167194 バイト)

 マイクロエースのSLの車高を下げる加工は、この48647号機で5台目(C58-33・58654<SLあそBOY>・D51-882<スズカランド号>・

C57-177)になります。試行錯誤を重ねながら、なんとか安定して加工できるようになってきました。今回の48647号機では、基本的な

加工は約半日でできました。(パテを乾燥させるのに1日かかりましたが・・・。) また、以前に加工したC58-33号機はすでに2回モータ

ーのブラシを交換しています。今後も余裕があればベストスケール・ベストプロポーションのSL作りに挑戦したいと思います。 

                                                                    トップページへ戻る