物部文献(もののべぶんけん)

秋田県仙北郡唐松神社の神主物部家に伝わる古文献。
阿比留文字草書及び皇国新体文字類似の神代文字で記されているらしい。

世に知られるようになったのは、昭和十五年岩手県一戸の呑香稲荷の小保氏が、
岩手県西磐井郡の千葉清之進なる人物より、明治三十四年頃、
「同神社の宝物を拝観した際、神代文字で記された物三巻を拝観した」
という手紙を受け取ったのが発端である。

唐松神社は、ニギハヤヒノミコトが鎮座し、「元日宮(もとひのみや)」と称していた。
神主の物部家は
蘇我馬子に敗れた物部守屋の子那加世が先祖と伝承され、
那加世が戦火の中から救い出したものとある。

「天津祝詞の太祝詞」が発表されたのみで、全貌は明かでない。

HP作成者一言
いまだ、全容がわかりませんが、経緯的には興味深いと思います。