「秀真文字」で記された五・七長歌体の叙事詩で、小笠原家三代により研究されたという。 『秀真伝』とは「割瓜り」といわれ、表裏一体、合せ鏡の如くなっているという。 天児屋根命十世孫の大暁島命が編纂し、全篇六十四紋より成っていたというが、 現在では「序文」を加えて、八紋しか残っていない。 安政八年の『春日山記』は、『秀真伝』『三笠文』をふんだんに引用しているとのことである。