元子爵の九鬼家
(旧綾部藩主、九鬼水軍の総大将、熊野別当家、天児屋根の子孫)に伝来したという
三十巻から成る古文献の総称。
三巻が太古秘史に関するもので、他は呪術的な秘文・秘言、兵法に関するものである。
「春日文字」と称する特異の神代文字が、秘文・秘言など重要な箇所に使われている。

世に知られるようになったのは
昭和一六年、三浦一郎氏が『九鬼文献の研究』を発表したことによる。
三浦一郎氏は、戦後は三村三郎の名で日猶同祖論者として活躍し、また大本教にも深く
関係した人で、綾部で亡くなられた。

「ウガヤ朝七三代」の存在が記載され、
天皇家の遠祖は天照大御神ではなく、スサノオで、天照大御神は素議鳴尊の子供であるという。
(『記紀』ではスサノオは天照大御神の弟)
なお、これは『出雲秘記』なる書に基づくものという。

また、「天照巫天皇」、「月夜見天皇」、「スサノオ天皇」の三代は、
島根県の日御崎に都をおいていたという。

さらに、『九鬼文献の研究』には、統治している地名に「白人根国」、「黒人根国」などが記され、
「佐男登美命−野安(ノア)押別命 ー伊恵須(イエス)」といった名称も見られる。

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九鬼文献(くかみぶんけん)