3月15日(月)[移植後5日目]
朝の採血の結果、白血球が70に減っていることを知らされた。元気すぎるので、逆に前処置の薬が効いてないのではと心配していたが、70との数値を聞いてホッとした。血小板は5.2万。赤血球も減少。
昼前に朝食をすべて嘔吐。このころから頭髪がぱらぱら落ちはじめる。19時ごろには髪をつかんで引くとつかんだところの10分の1ほどが抜けてついてくるという状態になった。ビニール袋をもらい、抜けた髪を入れる。兄と同じく持って帰るという。まあくんのときよりも抜ける量が少ないのかもしれない。主治医によると、やはり個人差がだいぶあるとのこと。肝機能が弱ってきているとのことで、メソトレキセートの投与の予定をずらすことになる。強ミノ投与。身体がだるいのか、背中を伸ばしたいと言い、両腕を持って上に引き伸ばしたり、何度か手助けした。
午後からベッドにじっと寝転んだままの状態が続いた。体温も37度台後半から38度。食べる量もひと口ほどになり、薬の服用も夜は吐くのをこらえてがんばった。夕食後の服用薬に新たにシプロキサンとジフルカンが加わる。便は液状を1回。就寝後、のどが少し痛いようで、痰をきろうとして何度も苦しそうに声を出す。午前1時前にアタラックスPを注入後、しばらくしてから落ち着いて眠る。
3月16日(火)[移植後6日目]
一日中ベッドでゴロゴロし、髪をつまんでは洗面器に入れていた。抜ける量は昨日とほぼ同じ。まだ全体的に髪の量が減った感じがするだけで、頭皮は見えない。「口の中がいつもと違う」「唾を飲み込んだら喉が痛い」というようになった。あとは「しんどくない」という。鼻血が朝と晩に出た。ボスミン綿球ですぐに止まる。昼食はとらず、朝と晩も少ししか食べなかった。夜、シプロキサンの服用をなくして別の抗生剤を点滴で入れることにする。効果が出なかったためという。体温は37.8〜38.2度。頻尿は変わらず。便はせず。この日もアタラックスPで熟睡。
F 移植後5日目〜6日目
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