4月16日(金)IVH抜去の手術
IVH抜去の準備で朝食はなし。末梢血の採血。注射は苦手でいつも泣く。終わってからは「痛くなかった」と言うのだが、する前にいろいろ想像してしまうようだ。
1時限目の授業だけ受けに学校に行く。母が教室まで送り届けて戻ろうとしたときに外来待ち時間を利用して長男(まあくん)が父と6階まで来る。そのまま教室まで行き、兄弟がほぼ2か月振りの再会。 一瞬、涙をこらえるひでくん。まあくんはひでくんの頭を触って喜んでいた。10時過ぎにリハビリのドクターによる診察。11時前に移植チームの主治医が迎えにくる。ゲームを持って処置室へ。涙をためながら、「痛くないようにしてね! 麻酔の注射も痛くない?」何度も本人が医師に確認し、少し落ち着いたところで、母は退室。主治医によると、少し泣いていたがじっとしていたので、薬で眠らせる事なく、すぐに出来たとのこと。頭にいっぱい汗をかいて処置室から出てきた。抜いたIVHを触りながら「青い布をかぶせられて、すぐおわった。ちょっと痛かった」とうれしそうに話していた。15時半ごろ、神経の誘発伝導速度の検査。眠そうで、おとなしく静かにできた。約30分で終了。
外泊中に必要な薬を頂き、手術痕を消毒し、兄と一緒に帰宅。
久々の自宅では元気一杯動き回っていた。
17日の晩から父が扁桃腺を腫らして次の日の昼まで寝こんだ。そのため母は子どもたち3人を相手に逆に疲れてしまった。18日の夕食前に病院へ戻る。
4月19日(月)[移植後40日目]
学校も午前中3限、午後1限しっかり受けた。回診では「合格」と言われる。15時頃、リハビリに行く直前、「いい知らせがあります」と呼ばれる。先日のマルクの結果がでた。99.2%骨髄の細胞が移植したものに換わっていた。ひでくんも大成功と言われる。今週水曜日に退院が可能になったことも知らされた。リハビリは兄も診ていただいている同じ先生方。しきりに「似てる〜」を連発。小さい積木を積みあげたり、穴のあいた積木に紐を通す。お手玉を先生めがけて投げたり、ジャンプもした。行くのは嫌がっていたが、結局楽しんでいた。水曜日まで毎日遊びに? 行く予定。この日からプログラフ(免疫抑制剤)は、血中濃度がもう少し安定するまで約12時間の間隔で服用することになった。
O 移植後37日目…IVHの抜去、〜40日目まで…移植成功!
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