2003年6m AND DOWN コンテスト参加記
2003年7月5日〜6日
参加部門:X50 703局×57マルチ=40,071
天候:設営時雨→曇→夜中風雨→昼間曇
移動地:伊都郡
準備編
昨年の、コンテスト結果レビューのQSO解析を見ていると、1エリアからコンテスト開始の早い時間帯に7,8エリアのQSO実績がありました。
距離から考えて、こちらからでもちゃんとフロントを向ければ7の北部位までは届くかも知れない。
また、ここ数年2,3の局数が減ってきており、早い時間のマルチGETおよびこれ以上局数を伸ばすには、ANTのフロントGAINを上げるしかないという結論に至りました。今までとは、大幅な方針変更です。
ここに書いてあるとおり、当然空中戦が続けば3エリアでは勝ち目がないので、GW勝負になった場合のみの想定です。
GAIN重視のANTを自作しましたが、うまく調整がとれず時間切れでローカルから5ele2本を借りることにしました。
また、いい加減CQを出すのも楽をしたくなって、ZLOGのホームページにリンクされている、VOICE RECORDER IFを作成しましたが、ハム音が乗ってあまりよろしくありません。
ANTを借りるついでに、CQマシンも借りて借り物競争状態です。
CW-IFとの一体化は間に合わないと思い、ハム音の対策に集中し、何とか対応でき、こちらは使うことがありませんでした。
設営編
(写真は、アルミ屑と化したアンテナ。倒壊した現場も撮影してありますが、気が滅入るので非掲載です。)
昨年同様、早朝に現地到着すると雨が降っていました。
早速5ele×2から設営を始めましたが、最後のところですっぽ抜けをやってしまいました。
何とか戻そうとしたのですが、ポールのつなぎ目がひずんだだけで倒れてしまい、借り物の5eleは2本ともアルミ屑と化しました。
既に製造中止されているモデルで、GAINの割にブーム長も短く、扱いやすかっただけにショックは大きく一気にやる気をなくしました。
えらそうに、コンテストレビューで「確実に設営できる設備とし、無用なトラブルを避ける」と書いていたことと反対ですね。
完全に、初心を忘れてしまっていました。
時刻は、まだ8時頃だったので、気を取り直しアルミ屑と化したANTを片付け、残った機材でどう対応するかを考えました。
よくよく考えると、5月頃実験で使用した4eleHB9CVをルーフボックスに積みっ放しだったので、そこそこのANT設備で運用できることに気づき、何とかやる気になりました。
今回は、ローテータも導入しているので、結構楽できそうです。
昨年ノイズが出た発電機は、雨がかからないようにしました。
昼前には設営を完了し、通常はゆっくりしているところを、午後からVOICE RECORDER IFの確認を兼ねて、異例のQRVをしました。
音は問題なさそうです。
運用編
20時45分頃に、周波数取りをしようとすると、50.250がまだ空いていました。
やっぱり参加局は少ないのか?
Esが不安定ながら開いているので、呼ばせて一気に稼ぐべく250をキープしました。
開始直前にローカル局が呼んできて、話していましたが、コンテスト開始の21:00になってもスタンバイしてくれず、無視してコンテストするわけにもいかず、やきもきしました(それをワッチしていた局のほうがもっとやきもきしていたと思います)。
何とか21:01スタートで、いいペースで捌けたのは最初の30分だけでした。その間に8エリアのマルチを結構埋めてホクホクです。
開いてしまえば、当初考えていたマルチ奪取作戦は役に立たないので、いつもどおりの運用スタイルとなります。
西向けはバズが強く、6エリアを埋めるのに苦労しました。
さらに、夜中になってもGWが全然伸びません。1エリアの常連がノイズすれすれでしか聞こえてきません。ANTを倒壊させてしまったのが痛いです。
嫌気がさして、3時過ぎには寝てしまいました。
5時頃に起きて再開して2時間、Esが開き始めました。そのまま大オープンで11時頃には高砂の局が1エリアのEsを捌いているのを10分位聞いてみるも相手局が全く聞こえず、つらい展開になりました。
さらに、バズが強力で西方面がだめ。鳥取・島根に向けていても埋まらず。
午後からEsが一段落してようやくGWが伸び始め、1エリアを稼げるようになるも、時間切れでした。
結果(反省)編
・初心を忘れてはいけません。
・RIGの操作を誤り、SSBとCWで1度づつ送受信スプリット運用してしまいました。ご迷惑をかけた皆様すみませんでした。
・CONDXに助けられ、何とかノルマ(?)の700QSOを達成しました。
・にぎやかだったからか、3エリアの局数がいつもより伸びたのは喜ばしいことです。
・これだけの空中戦になれば、端のエリア有利ですね。
・今回もJK3HFN/3 B4 QSOとJJ1の局に打たれました。HFではよくある話なのですが、6mにおいてもまだまだ知名度が低いようです。
<結果>
バンド 交信局数 得点 マルチ
50 MHz 727 703 57
合 計 727 703 × 57 = 40071
<時間およびエリアごとの交信局数> (括弧内は電信の内数)
[50 MHz]
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
合計 累積
[21] - 28 48 9 15 3 2 18 3 7 133
133(0)
[22] 1(1) 21(11)30(6) 18(7) 5(3) 2 - - 1(1) 4(2)
82(31) 215(31)
[23] 4(3) 8(3) 12(3) 5 5(1) 9(4) 2(2) - 1 5(5)
51(21) 266(52)
[00] 8(6) 8 16(4) 1 1 6 - - 1(1) 4(1)
45(12) 311(64)
[01] 8(2) 5(1) 4(1) 2 1 3 2 - - -
25(4) 336(68)
[02] 10(4) 2(2) 3(2) - 1 - 1 - 1(1) 3(3)
21(12) 357(80)
[03] 2(2) 1(1) 3(3) - - - - - - 1(1)
7(7) 364(87)
[05] 4(3) 6(2) 4 1(1) 1(1) - - - 1(1) 2
19(8) 383(95)
[06] 1(1) 12(6) 7(4) 5 - 1(1) - - 2 1
29(12) 412(107)
[07] 5(4) 4(1) 6(2) 2(2) 2 1(1) 2 7(2) - 1(1)
30(13) 442(120)
[08] 1 3(2) 14(7) 4(1) 2(2) 2 - 6(4) - 1(1)
33(17) 475(137)
[09] - 2 9 - 4 - 8 12 - 2
37 512(137)
[10] 1(1) 6(1) 13(5) - 1(1) - 22(6) 13(8) - 3
59(22) 571(159)
[11] 5 5 14 - 3 1 5 4 1 2
40 611(159)
[12] 5(4) 3(2) 13(7) 1 5(3) 1 - - 1(1) 1(1)
30(18) 641(177)
[13] 5 2 6(3) 2(1) 2(1) - 9(1) 5(1) - 2(2)
33(9) 674(186)
[14] 3 8 10(1) 1 3 - - 4 - -
29(1) 703(187)
Total 63 124 212 51 51 29 53 69 12 39 703
(31) (32) (48) (12) (12) (6) (9) (15) (5) (17) (187)
<時間ごとの取得マルチプライヤー>
[50 MHz]
[21] 26 38 22 09 25 37 31 08 21 27 30 109 112 29 20 24 106 36 101 103
19 105
18 02 114 35 33 45 04 104 23 40 39 44
[22] 17
[23] 12 43 07 42 03 10 14
[00] 15 41 13
[01] 11
[02] 28 06 16
[07] 107
[08] 47 46
[09] 110 111
[10] 108 05
[13] 113
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