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薬とX線

Q:
 今日、初めてサイトを見せていただきました。とてもアットホームな感じで、読みやすかったです。よろず相談室へもいかせて頂きました。
というのも、実は私も薬とX線の胎児への影響を気にしているからです。
妊娠を確認したのが、1月14日でした。
最終月経初日が12月6日、終了が11日でした。
体調を崩して、胃腸科へ通院することになり、12月25日に腹部と胸部のレントゲンを撮りました。(胃腸科の先生はこの時期に妊娠は大丈夫だろうという判断でしたが、実際は、すでに妊娠していました・・・)
その後、胃薬を処方され、3日間ほど一日三回服用していました。
(ビオスミン・ドグマチール・マーズレンS・タフマックEの調合薬でした)
 
その後、まだ妊娠に気づいていなかったため、1月5日と6日に風邪薬のPL・ダイエース・フロモックスという薬を一日三回、ロキソニンという痛み止めを2回服用しました。この時期、すでに4週目にはいっているためとても不安です。胎児への影響はどれくらいあるものなのでしょうか?



 お腹の赤ちゃんの事ですから、いろいろと心配になってしまいますね。まず 最終月経初日が12月6日ですから、レントゲン撮影した12月25日は2週5日となり、胃薬を内服した3日間は3週1日までの期間となります。ですから、排卵から1週間過ぎとなり、受精卵になってはいても、まだ着床はしていない時期です。もし薬やX線が影響しているとしたら、着床障害が起こりますので、妊娠は成立しません。
1月14日に妊娠が確認されているので、この薬やX線の影響はなかったと考えられます。
 
 次に風邪薬を飲まれた1月5日〜6日は、妊娠4週2日〜3日となります。
この時期を心配されてるのですね。
PL顆粒(感冒薬)やダイエース( 去痰薬の塩酸アンブロキソール製剤)、フロモックス(セファロスポリン系抗生物質)は、“〜治療上の有益性が危険を上回ると判断される場合にのみ投与することとなっている”お薬で
妊婦禁忌ではありません。

 気になるのは、ロキソニン(解熱・鎮痛薬)ですね。
 これは妊婦禁忌の薬ではありますが、妊娠末期の婦人には投与しないこと〔動物実験(ラット)で分娩遅延が報告されている。〕や妊娠末期のラットに投与した実験で、胎児の動脈管収縮が報告されている。
 ということで、妊娠後期に禁忌のお薬です。ロキソニンを内服されたのも2錠だけなのですから、心配ないでしょう。
 
 妊娠4〜7週が器官形成期という胎児が重要な臓器を形成していく時期ですから、もしも胎児に影響があったとしたら、多くは染色体の異常=妊娠初期の自然流産という経過をたどると考えるのが自然です。
 1月17日の6週0日で異常無しですものね。
 今の心配は無意味です。大丈夫!
 早く赤ちゃんの心拍が確認できると良いですね。授かったお腹の赤ちゃんの命、生命力と可能性を信じましょう。
 大切にしてあげてくださいね。

Q:
胎児に影響がないというお言葉、とても安心しました!ずっと、不安で心配していました。してはいけないことを、やってしまった・・・。と後悔でいっぱいだったのです。
佐伯先生に相談して本当に良かったです!!!
ありがとうございました。

主人と二人で、ヨカッタァ!と胸をなでおろしました。
まだまだ、これから大変なの時期がやってくるので乗り切れるように頑張ります。
今はつわりが始まって、とても辛く毎日が長く憂鬱になりがちです。
でも、サイトを見て、みなさんも頑張っているんだと励まされ負けないようにしています。
このサイトに出会えてよかったと思います。


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