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【Line Art 作成方法】
1.私がLine Artを作成する方法をまとめています。
備忘録ともいいますが、もし描いてみようと思う人がいれば、その参考になれば幸いです。
1.はじめに
私が、描く際に基本にしていることは、
『中に空間のある図形を描いて、その中に線を引く』
ということです。
このこと以外は、出来る限り自分がすぐ考え付くような形の図形と、
異端な図形を組み合わせて、意味あるものを形作っています。
時には何も考えずにペンを走らせることもあります。
まぁ、わかりやすく言えば、「電話中に走らせているペン図形」みたいなものです。
そんな感じのものを、ちょっと想像を働かせて、
「あっ、これ、なんかモンスターっぽいなぁ〜。」
とか思って、それをARTと称してしまえば、ARTです♪
芸術に正解はありません。
いや、一つだけあるとしたら、自分のココロに沿っているかどうかということだけです。
それだけはココロに留めておいていただき、最初の工程に進みましょう。
2.イラスト作成
まず最初に、イラストを作成しないことには話になりません。
普通なら画用紙や白紙の紙を使用するのだと思いますが、
私はいつもルーズリーフを愛用しています。
(決して授業中にばかり描いていたわけではないですよ(汗。)
まぁ、なんでもいいのですが、時にはルーズリーフの横ラインが味になるときもあります♪
それでは、その作成したイラストを取り込んでみましょう。
取り込む画質は、個人の好みで行きましょう☆
(私は「カラー、解像度200〜300、モアレ除去」で取り込んでいます。)
上の図形が、ただ単に取り込んだだけのイラストです。
このままでは、あまりにも汚いと思いますので、修正します。
それでは、次の工程に進みます。
3.修正作業
修正といっても、作業的にはそんなに多くありません。
まず第一に、線のはみ出し部分の修正に入ります。
線のはみ出し部分とは、簡単に言えば、枠で囲った中に線を引いた時に、
その枠からはみ出てしまった部分を言います。
一応、2.での取り込んだだけの図形を見てもらえればわかると思います。
この部分を、ペイントソフトで修正していきます。
そして第二に、ルーズリーフの横ラインを消します。
これは、そこまで神経質にならなくていいので、適当に消せる範囲だけ消しましょう。
その修正が済んだ図形が、以下の図形です。
見た感じは、非常にダメダメな感じです(汗。
それでは、最後の仕上げの工程に行きましょう。
4.仕上げ
仕上げには、ツールを使用します。
私の使用しているツールは、『IrfanView32 日本語版』というもので、
俺のページというサイトから無料でダウンロードすることが出来ます。
というわけで、もし私と同じ方法で編集されるのでしたら、
ダウンロードしてソフトの入手を御願いします。
使い方ですが、まずツールを起動してください。
この後の工程は、順序だてて書いていきます。
1.[ファイル] → [開く] → 編集するファイルを選択 :ファイルを呼び出します。
2.[画像] → [グレースケールに変換] :画像を、白黒画像に変換します。
(イラストをカラーのままにしたい場合はグレースケールに変換しないで下さい)
3.[画像] → [色調補正] → コントラストの値を選択してOK
(私は値は80にしていますが、好みだと思いますので、最適な値を見つけて下さい)
4.[ファイル] → [上書保存]もしくは[名前を付けて保存]
(※:ウインドゥ右上の×ボタンを押すと、保存確認も無しで編集破棄になります)
と、少し長い編集を行い完成です。
そして、今回の絵では、画像を回転させています。
そういった特殊効果も、このツールで出来ますので、色々試して見て下さい。
5.完成
こうして、完成したイラストが、以下になります。
ちょっとは綺麗に見えると思います☆
というわけで、LineARTの作成方法の一連の流れはこのような形になります。
後は、自由気ままに作品を作っていけば良いのです♪
ちょびっと想衣(オモイ) : 小説が細かく情景を描写するとしたら、絵はそのイメージを描写するもの。
Renewal 神紅 2004.04 |